1: 七波羅探題 ★ QkmIFDWt9 2026-04-18 06:22:30 読売新聞 2026/04/18 05:00 小学校の「算数」を「数学」に統一すべきか――。2030年度以降の実施を予定する次期学習指導要領を議論している中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)で、80年以上使われてきた「算数」の名称変更案が浮上している。小中高で名称や内容に一貫性を持たせることで、苦手意識を持つ子どもたちを少なくしようとする狙いがある。 17日に開かれた中教審の作業部会で、算数の名称変更案が議題となった。委員からは「教科としての一貫性を持つのは非常に大事」と肯定的な意見があった一方で、「名称変更で逆に児童が難しさを感じたり、距離感を感じたりしないか」との慎重意見も出た。 文部科学省によると、小学校で「算数」が使われ始めたのは1941年からで、それまでは「算術」などと呼ばれていた。当時の文部省内で「算術は術を重んじすぎ、数学ではあまりにも学問臭い」との意見があったという。 現行指導要領の解説「算数編」では、小学校の算数は「具体物を伴って素朴に学ぶ」とし、中学校では「抽象的・論理的に整理して学習し直す」ことから「小学校では『算数』とし、中学校以上の『数学』と分けている」と説明している。 算数・数学を巡っては、小学校でのつまずきが影響して苦手意識を持ったり、中学校から抽象度が高くなる学習についていけなくなったりする生徒が増えるなどの課題が指摘されている。国は理系人材育成強化を掲げるが、数学を嫌って進路選択で「文系」を選ぶ高校生も少なくない。小中高校の算数・数学の学びの接続は指導要領改定の大きなテーマとなっており、名称統一案が浮上した。 中教審では夏頃までに審議をまとめる予定で、教科名の議論は今後も行われる見通しだ。…