漢字教育を強化すべきか?(聯合ニュース・朝鮮語) 漢字教育問題が再び話題に浮上した。 光化門ハングル懸板追加設置を巡り激しい賛否論争が繰り広げられる中で、一部メディアが「初等教科書漢字併記」再推進の動きを報道した。 子どもを対象にした漢字の私教育が活発な現実を反映し、公教育のレベルで漢字教育を強化すべきだという意見、逆にハングル専用に転換すべきだという意見、漢字教育は中高校で行えばいいという意見など、さまざまな声が再びぶつかる。 先立って2016年教育部は2019年から初等学校5〜6学年教科書を対象に用語理解に役立つ線で中学校用漢字300字以内を表記する方針だと明らかにした。 小学校の漢字教育の活性化と生徒の語彙力向上のための措置だった。 しかし、賛否両論が激しく対立した末、結局失敗に終わった。 それなら小学生は漢字を習うのではないか。 今月6〜7日、木洞の塾街で会った学生たちは大部分が漢字を私教育で学んでいると明らかにした。 小学校5年生のチャン某君(11)は「英語、数学、テコンドー、漢字を学んでいて、私の友達も漢字を学んでいる」と話した。 (中略) 小6の息子を持つ保護者のシン某氏は「後で大学入試時期に読書指紋をよく読むためには幼い時から漢字を目に覚えなければならないという話を聞いた」として「論述先生と相談する時も子供の文理解度が少し落ちて漢字を教えるのはどうかとおっしゃった」と話した。 それと共に「私たちが使う言葉の中でも漢字語があまりにも多いので、教科書に漢字を一緒に書いておけば子供たちに役に立ちそうだ」と明らかにした。 (引用ここまで) 浮かんでは消えていく韓国での小中学校における「漢字教育」ですが。 教育部(文科省に相当)でも、何度も「漢字教育をやりましょう」との方針を出すのですが、その度にハングル推進派の大反対で潰されています。 現在だと中高での漢文が選択科目であるのですが、韓国における共通テストに相当する修能試験では第2外国語相当なので選択する人がほとんどいません。 一桁の前半パーセント、くらいかなぁ。 ただ、私教育 ── 塾や習い事では学習している子供もそこそこいるのですね。 以前から「韓国語をしっかりと学ぶためには漢字学習が必要である」との認識はあり、かつその認識は経済的上位層には浸透しているのです。 引用外にこんな記述があります。 「小学1年の孫娘が『温度』の意味を尋ねてきた際、『暖かいの“温”、程度の“度”だ』と説明したところ、よく理解した」 日本語と同じようにして(日本語から流入して)漢字を組み合わせて造語していたにもかかわらず、現状ではハングルのみになっているためにそうした理解が進まずにいるわけです。 たとえばOECDが行っている15歳時点のPISA(学習到達度調査)では、韓国人は515点でランキング4位。 これは81カ国・地域でのテストなのでかなり上位であるといえます。 しかし、15〜65歳のPIAAC(国際成人力調査)の読解力では、韓国は31カ国中22位と奮いません。 中学生ていどの難易度であればトップクラスでいられるけれども、成人レベルの難易度になると一気に対応できなくなるわけです。 その理由がハングルだけになってしまったことなんじゃないか、と感じているわけですよ。 韓国人自身も。 でもまあ、もはや社会全体から漢字を廃絶させてしまったのでどうにもなりません。 子供に私教育を施せる上流だけが「韓国語の理解度を上げるための漢字教育」ができる。 これもまた分断か。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 「日韓協力は可能なのか」との話題を安保面から見てみる 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…