賭博黙示録 カイジ 1 1: 2025/06/27(金) 22:04:23.80 3億6564万5380円――被告が手にした払戻金の額は、目を疑うものだった。 2023年5月15日、オートレースの着順を当てる「モトロトBIG」で1口100円の車券を約100口購入し、そのうち1口が的中した。 翌日、車券購入に使ったアプリから「高額払い戻しの場合、確定申告が必要です」とメッセージが届いた。 税理士にも相談し、「当時は納めるつもりだった」と、納税にあてる1億円を別の口座に分けた。 一方で、被告は払戻金で当時抱えていた借金を返済し、マンションや車を購入。ギャンブルなどの遊興にふけり、1億5000万円以上を使った。 口座の残高はみるみる減っていき、次第に納税するのが惜しくなった。 税理士と会うことはなくなり「気づかれても延滞税を払えば済む」と現実から目を背けた。 高校中退後、タクシー運転手や風俗店従業員などの職を転々としたが、どれもうまくいかなかった。 携帯販売店を運営すれば経営状況が悪化し、サラリーマンになれば、仕事上の人間関係に苦しみ会社に行けなくなった。 借金がかさむとギャンブルで取り返そうとして負け、2007年と21年の2度、自己破産も経験した。 そのたびに、「生い立ちや運の悪さだ」と思い込んできたが、高額当選で「ようやく金持ちになれた」と思ったという。 「(納税当局には)ばれないんじゃないか」と期待する一方、納税を逃れていることへの不安も尽きなかった。 対話型AIサービス「チャットGPT」に「税金の金額を教えてください」と尋ねたり、 インターネット検索で「追徴課税 競馬」「税務調査 逃げ切った」などと調べたりしたが、ついに期限までに申告はしなかった。 以下略 ※関連記事 【悲報】ワイ、ギャンブルで借金300万円で所持金60円。生活保護申請しに行って市役所で大暴れ…