ようやく増加に転じた韓国の出生数、この流れは今後も続くのか(CNN) 韓国の出生数はここ1年余り、緩やかな増加が続いている。10年以上にわたり数十億ドルを投じて国民の出生率向上を促してきた政府にとって、まれな朗報である。 ただし、この状況が長続きするかどうかは別問題だ。 ソウルで開催されたベビーフェアを訪れた人たちは、若い親向けの補助金や支援プログラムなど、政府のさまざまな取り組みを評価する一方、生活費の高騰、過酷な労働環境、根強いジェンダー規範、保守的な価値観が残る社会の中で、子どもを持つ難しさも口をそろえて語っていた。 (中略) 24年、韓国は世界で最も子育てに費用がかかる国とされた。この最大の要因が、個人授業や学習塾だ。 韓国の教育制度は極めて競争が激しく、多くの親は子どもが歩き始める頃までに将来成功するよう備えなければならないという大きなプレッシャーを感じている。これは高額な学習塾に通わせることが長年にわたり続くことを意味する。 (中略) こうした根本的な原因に対処しない限り、現在の出生数増加は「短期的なもの」に終わるとイム氏は警告する。数年後には、コロナ後の結婚ラッシュは過ぎ去り、現在30代の女性層も年を重ね、今は有望に見える出生率が再び低下する可能性がある。 (引用ここまで) 韓国の出産数、合計特殊出生率が2年連続で増加しそうとの話は既出。 史上最低となった23年の0.72から24年は0.75に上向き、かつ去年もそこそこ増えたことから 「できたら0.8に……」と当局は願っているそうです。 やや上向き(絶対値は世界最低レベル)になったのにはいくつか理由がありまして。 コロナ禍で結婚、出産が見送られていたこと。 つまり、チャージされていた分がいまになっているってことですね。 これが率の改善に寄与している。 それと韓国で適齢期扱いされている30代人口が増えていることから、結婚・出産そのもの数が増えている。 いわゆるベビーブーマーの孫世代が30代になっていて、ここからあと5年くらいは数をキープできる余裕があるかなといったところ。 出産適齢期とされている母数が増えている、って部分があるのですね。 この世代は1年の出生数が60〜70万人くらいでまだ希望があったのですよ。 ただ、その5年が終わったら一気に1年の出産数が50万人の世代がメインになるのですね。 以降はもう右肩下がり。 母親になり得る人口の母数ががくっと減少する。 「それが終わりの合図です」ってあれです。 いまから教育状況や就職状況を改善することができたとしても、もう手遅れなんですよ。 というかまあ、1を割りこんだ時点で終わってるんですが。 ここから回復させることができたら、それこそ奇跡です。 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 成果がないのがいい成果? 韓国大統領イ・ジェミョンの訪中、訪日外交の成果をチェックしてみよう 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…