
1: 匿名 2025/12/30(火) 20:25:32 緊張高まる日中関係。 波紋を広げた“ポケット突っ込み局長”映像の裏には、中国側の異例の対応があった。 そこから見えてきた中国の「国際的な宣伝戦」の狙いとは? 日本への威圧を強める習近平政権の戦略と本音に迫る。 (NNN中国総局長 柳沢高志) 昼過ぎ、中国外務省の外で張り込みを続けていた日本メディアのカメラマンらが、敷地内の車寄せ近くに日本大使館の車を発見し、徐々にその近くで待機し始める。 建物から中国外務省の職員が出てきて一瞥(いちべつ)する。 「追い出されるか」と息をのんだが、まったくおとがめはなく、建物内に戻っていく。 そして午後2時前になると、「3時から始まる中国外務省の定例会見のための準備」という口実でカメラマンらが建物に入りはじめる。 向かった先は会見場ではなく、局長らが出てくるとみられていた入り口付近の廊下だ。 そこでカメラを構える。 いつもは厳格な受付の職員は「通行の邪魔はしないように」とだけつぶやいた。 取材班は、「自由に撮影させようとしている」と察知した。 そして、この15分後、協議を終えてエレベーターから降りてきたのが、日中の局長らだった。 一団は、なぜかカメラの前で立ち止まる。 その中心にいたのが、ポケットに両手を突っ込み、ぶ然とした表情で、説教をするかのようにまくし立てる中国外務省の劉勁松アジア局長だった。 隣の金井局長は、通訳の声に耳を傾けるためか、うつむき加減にうなずく。 この不自然なやりとりが、数分間も繰り広げられた。 なぜ、長時間に及んだ協議の終了後に、あえて大勢のカメラマンが待ち受ける廊下で立ち話をする必要があったのか。 中国側が、意図的にこの場面を“演出”したのは明らかだった。 会談後、建物の外に歩いて行った劉局長は、取り囲む日本メディアに対し、協議の結果について「当然、不満だ」と吐き捨てた。 政府高官に対し、このような形で自由に取材できることも前代未聞だった。 この時の映像は瞬く間に中国のSNSでも拡散され、「日本は頭を下げた」「気分が良い」などと快さいを叫ぶコメントが相次いだ。 日本政府関係者は「失敗した。 うまく利用されてしまった」と悔しがった。 ポケットに手を突っ込んだ対応については、中国側の関係者も「あれは中国人にとっても明らかに失礼な振る舞いだった」と語った。 中国の怒り、そして優位性を国内外にアピールするための露骨な“宣伝戦”だった。 “ポケット突っ込み局長”撮影の舞台裏…中国「宣伝戦」効果と日中関係の今後は?(日テレNEWS NNN) - Yahoo!ニュース昼過ぎ、中国外務省の外で張り込みを続けていた日本メディアのカメラマンらが、敷地内の車寄せ近くに日本大使館の車を発見し、徐々にその近くで待機し始める。建物から中国外務省の職員が出てきて一瞥(いちべつ)Yahoo!ニュース 頭を下げる日本側局長にポケットに手を突っ込み対応する中国側の局長…