
1: 匿名 2025/12/28(日) 15:51:12.44 ID:DWIBm8sb9 12/28(日) 11:30 6歳のころ、家族5人で西アフリカ・ガーナから日本に移住してきたミュージシャンの矢野デイビットさん。肌の色が違うことで警官に呼び止められたり、知らない人から暴言を吐かれたり、理不尽な経験をたくさんしてきたそう。ただ、そんな経験によって感謝していることがひとつあるといいます。 (中略) ── 移住してきた当時はミックスルーツとして嫌な思いもされたのではないでしょうか。 矢野さん:そうですね…。たとえば、小学4年生か5年生のころ、友達15人くらいで連れ立って、自転車に乗って遊びに行ったんですね。 そのとき、お巡りさんにいきなり僕だけ呼び止められ、「その自転車が本当にきみのものか、証明してもらわないといけない」と言うんですよ。そして、「この少年以外は全員行っていいよ」と言って、その場に僕だけを残して他のみんなを行かせようとしたんです。友達はみんな「なんで?」ってとまどっていたけれど、僕は何も言えませんでした。「じゃあ調べてください」とお巡りさんの言うとおりにして。自分の自転車だとわかってもらえるまで、その場に足止めされました。 あのころはまだ子どもだったけれど、成長するにしたがって、だんだんと「肌の色が違うことで、こんなことをされるのか」と学んでいくようになりました。 高校生のときには、近づいてきた車がいきなり急ブレーキをかけて止まって、「おい、外国人、自分の国に帰れ!」と怒鳴られたり。通りすぎる車にわざと水しぶきをかけられたこともあります。 そんな体験をすると、たしかにつらいです。つらいんだけれど、ここでつらいことを伝えたいわけじゃないんです。つらいことだからこそ、そういった体験をポジティブに変えられるメッセージを伝えていきたいと思っています。 矢野さん:僕が伝えられるメッセージのひとつは、この世の中でそういった差別が起こる存在として生まれたことで、誰が自分の味方なのかが明確になったということです。実はこれって、多くの人が悩んでいることだと思うんです。あちこちで、本当の自分の友達は誰なのかわからない、という話を聞きますから。僕の場合は、誰が味方なのか、誰を大事にすべきなのか、はっきりしている。これはすごく恵まれた事実だと思うんです。 その事実はありますが、差別をされた経験をもつ人間として、僕自身は「絶対に差別はしない」と決めています。「肌の色が違うことですごく嫌な思いをしたからこそ、自分は何がなんでも絶対にそっち側にはならない」と。あくまでもひとりの人間として、その人を見ていくことを大事にしたい。そう思えるようになったという意味で、この人生を歩んでこられたことには感謝しています。 全文はソースをご覧ください…