1: 蚤の市 ★ dHYByyJn9 2025-12-23 20:02:22 政府は、26日にも閣議決定する2026年度予算案で、国債(国の借金)の利払い費を計算する際の長期金利の想定を年3%程度とする方向で最終調整に入った。長期金利が上昇傾向にあることを踏まえ、25年度の年2.0%から引き上げる。 想定する長期金利は、新発10年物国債の流通利回り。日本銀行が19日に利上げを決めたことなどにより、長期金利は22日に一時2.100%に上昇し、約27年ぶりの高水準となった。日銀がインフレ(物価上昇)を抑えるために今後も利上げを継続するとの見方や、高市政権の積極財政への警戒感が金利の上昇圧力となっている。 利払い費の増加は、国の財政運営を難しくする。25年度当初予算の一般会計では、国債の元本返済と利払い費を合わせた「国債費」が28.2兆円と、歳出全体(115.2兆円)の約4分の1を占めた。利払い費だけで10.5兆円を計上し、防衛関係費(8.7兆円)を上回る規模となった。 26年度当初予算の概算要求(8月時点)では、想定金利を2.6%、利払い費を13兆円と見込んでいた。3%程度と設定することで、利払い費はさらに膨らむ。予算案では、国債費を過去最大の31兆円程度とする方向で調整している。 想定金利は、年度途中で金利が急上昇する場合に備え、実勢の金利水準より高めに設定している。 読売新聞 2025/12/23 19:20…