1: 匿名 2025/12/22(月) 05:56:51.78 ID:eaPgC7aF9 朝日新聞2025年12月22日 5時00分 高校数学から数学A、B、Cという科目の区分がなくなる方向となった。ベクトルや数列などの項目ごとに生徒が選ぶ仕組みに変わる見込み。 また、行列や確率などの基礎的な要素を、必履修科目の数学Ⅰに入れることも検討される。AI(人工知能)やデータサイエンスにつながる内容を全員が学ぶようにする狙いがある。 関係者への取材でわかった。文部科学省が、次の学習指導要領を議論している中央教育審議会(文科相の諮問機関)の算数・数学の作業部会で22日にも提案する。次の指導要領は、高校では2032年度から導入される見込み。 ■数学A、B、Cをまとめて1科目に 数学Ⅰと違い、数学ⅡやⅢ、数学A、B、Cは選択科目。早期に文系と理系に分かれる高校もあり、数学Bの履修者は45%、数学Cは34%と文科省は推計する。 一方、文科省がAI技術や数理科学、データサイエンスを理解する基礎として重視する内容は、確率が数学A、統計が数学B、行列は数学Cなどとばらけ、履修しづらいのが現状だ。 そこで、数学A、B、Cをまとめて1科目にし、学校や生徒が進路希望や関心に合わせて、学ぶ内容を選ぶ仕組みが想定されている。数学A、B、Cは数学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲと違って学びの順序性がないため、区分しなくても支障はないとみられている。 ■数学Ⅰに「社会を読み解く数学」と「数学ガイダンス」 そして、数学Ⅰには「社会を読み解く数学」と「数学ガイダンス」(いずれも仮称)の2項目を新設する。 「社会――」は行列や確率などの基礎を実生活の事象と関連づけ、AIやデータサイエンスの学びの入り口とする。 また、生徒の関心を高めるため、「ガイダンス」で数学の学習内容の全体像や社会での活用状況を示す方向でも検討されている。…