1: 名無しのアニゲーさん 2025/12/20(土) 18:54:53.737 ID:jKUDW1yew300の椅子を1万人が奪い合う状態では、今はどうかというと、300脚の椅子をつねに1万人以上の人間が奪い合っている状態です。確かに30年前に比べて、声優が求められる場は多くなったと私も思います。2000年代に入ってからアニメの制作数は激増し、フルボイスのゲームも今や珍しい存在ではありません。しかしそれでも、です。椅子の数も増えましたが、1万人の声優を食わせられるほどの増え方ではありません。異常に競争率の高い仕事を血眼で奪い合うゲームが続いています。極端な言い方をすれば、声優になったところで、もらえる仕事自体はろくにないということです。そうすれば当然生計も成り立ちません。しばしば噂されているらしい「声優の多くはアルバイトとの掛け持ちで活動している」という話はまぎれもない事実です。かくいう私自身、30歳近くになるまで土木のアルバイトを続けていました。幸い私の場合は早々にそうした時期を終えることができましたが、30代、40代になっても「専業声優」になれない人も珍しくありません(もちろん、自分の意志で「ならない」人もいます)。こんなに商売として成り立っていないものを、安易に将来の「職業」として選ぶのは危険です。即刻やめたほうがいい。実家が裕福でいくらでもすねがかじれるとか、声優が駄目でも実家の稼業を継げばいいとか、いつでもしっかりした勤め人のお嫁さんになれる身分だという人間でない限り、近づかないのが正解です。…