1: 匿名 2025/12/14(日) 06:50:07.02 ID:??? TID:choru 日本人の国内旅行が減っている要因はいくつか挙げられる。まず、「インバウンドの増加」だ。京都や東京、福岡など都市部を中心に外国人観光者が増え、オーバーツーリズム(観光公害)も起きている。日本人には、コロナ禍で外国人観光者がいない状態だった数年前の記憶が強く、「お金をかけても、ゆっくり楽しめない」と旅行を控える傾向も見られる。 また、インバウンドの影響で宿泊需要が高まり、国内のホテル相場が高騰。今や高級ホテルは1泊10万円以上も珍しくない。日本人の出張利用が多いビジネスホテルでさえ、都市部では1泊1万円以下で泊まるのは難しい状況だ。 「日本人が利用しなくても稼働率が高止まりしているため、ホテル側も強気の価格設定。日本人向けにわざわざ安くする必要もない」と、業界に詳しい関係者は語る。 コロナ禍の観光支援「GoToトラベル」「全国旅行支援」で安く泊まるのに慣れてしまった日本人にとって、「今がすごく高く感じる」のも一因だろう。インバウンドの恩恵を受けていない地方では今も独自の割引制度はあるが、アクセスが不便で交通費がかかるため、割引制度を活用しても結果的に旅行全体の費用がかさんでしまう。 日本人が国内旅行すら行けなくなっている根本的な原因は、「お金も時間もない」ことに尽きる。 「失われた30年」と呼ばれる経済低迷の中で日本人の賃金は伸び悩んできた。加えて昨今の物価高や社会保険料負担が家計を圧迫し、可処分所得は停滞している。海外旅行者数が30年前の水準にとどまる事実は、日本経済そのものだろう。 詳しくはこちら >>…