1: ななしさん@発達中 2025/12/10(水) 06:35:54.79 ID:Z0EBnCff 本州で唯一のクマなし県があった いない理由は?今後出る可能性は?クマによる人的被害が東北地方を中心に相次いでいる。そんな中、本州で唯一、野生のクマがいないのが千葉県だ。今いないだけでなく、過去にいた痕跡もない。その理由とは。 国内にいる野生のクマは、ヒグマとツキノワグマの2種類。ヒグマは北海道のみに生息し、本州以南にいるのはツキノワグマだ。本州では千葉以外の全都府県にいる。 四国では頭数が少なくなって絶滅が危惧されているが、いることはいる。九州では過去には生息していたが、確実に目撃されたのは1957年が最後で、以降、絶滅したとされる。 ◆クマがいない理由は クマがいないのは環境のせいなのだろうか。「そう考える人も多いが、違います」と下稲葉さん。「世界には千葉と似たような環境でクマが住んでいる地域がある」というのが理由だ。 例えば、千葉県南部にはカシ、シイ、クスノキなどの樹木が生育する「照葉樹林帯」が存在し、クマはそれらの実を食べて暮らすことができる。国内でも関東から西日本にかけての照葉樹林帯にツキノワグマが生息。海外でもヒマラヤ南麓や東南アジア北部などに類似する森林があり、それらの地域にクマが生息している。 環境は適しているのに、千葉にはクマがいない-。謎は深まるばかりだが、下稲葉さんはその理由を「地理的な問題ではないか」と推測する。「房総半島の山は他の地域の山塊から孤立しているため、クマが森林を伝って来ることができない」。 また、過去にクマが生息しなかったのも、地理的条件が影響していそうだ。縄文期の房総半島は「縄文海進」(気温の上昇で海水面が高くなり、内陸まで海が入り込んだ当時の現象)の影響で、本州から孤立した「島」だった。「広い行動圏が必要なクマは小さな島では暮らしていけなかったのでは」。出典:…