1 : 女性をひき逃げして死亡させたとして道交法違反に問われた男性に無罪判決…山口地裁下関支部「合理的疑い残る」 山口県下関市の道路で2024年11月、車道に倒れていた女性(当時74歳)をひき逃げして死亡させたとして、道交法違反(救護義務・報告義務違反)に問われた同市の男性(61)の判決が5日、山口地裁下関支部であり、荒金慎哉裁判官は「現場の状況や(ひいた時の)衝撃の度合いなどから、人を死傷させたと認識していたとするには合理的疑いが残る」として、無罪(求刑・懲役1年2月)を言い渡した。 事故は24年11月19日午後8時50分頃、同市上田中町4の路上で発生。公判で男性側は「人をひいたとは認識していなかった」と主張していた。 判決は、男性の乗用車が交差点を徐行で左折した直後、横たわっていた女性をひいたと認定。ただ、周囲にはめぼしい飲食店もなく、午後9時前に車道に人が横たわっている事態は極めてまれであるうえ、女性は約1メートル50と小柄だったことなどから、ひいた衝撃は車両が勢いよく浮き上がったりするほどではなかったと指摘した。 そのうえで「衝撃は強い異常性を感じるものとまでは言えず、(人ではなく)相当の大きさの落下物をひいたとの認識にとどまっても不自然ではない」などとした。…