1: 名無しのがるび 2025/12/07(日) 13:58:51.68 ID:??? TID:SnowPig 日々、若者文化やトレンド事象を研究するトレンド現象ウォッチャーの戸田蒼氏が現代のトレンドを徹底解説。 今回は極めて深刻な家計と生活に関するお話。 日本は本当に貧しい国になったのか??。 最近よく耳にする「エンゲル係数」という言葉をもとに考えてみると、その答えは意外に単純ではありません。 エンゲル係数とは、家計の消費支出に占める食費の割合のことです。 割合が高ければ「食費に追われている=生活に余裕がない」とされ、逆に低ければ「暮らしが豊か」とみなされます。 総務省の家計調査によると、2024年の日本のエンゲル係数は28.3%。 これは1981年以来、43年ぶりの高水準で、「日本は貧しくなったのでは」との声が高まっています。 戦後間もない頃、日本のエンゲル係数は60%前後に達していました。 ほとんどの家庭が収入の大半を食費に充てていた時代です。 その後、高度経済成長とともに数値は下がり、2000年代には23%台に。 生活に余裕が生まれ、外食や娯楽にお金を回せるようになりました。 しかしここ数年は、物価高や円安の影響で再び上昇傾向にあります。 米や野菜、調味料などの食材はもちろん、飲料や外食メニューまで値上げが続き、「同じ金額ではカゴが軽くなった」と実感する人も多いのではないでしょうか。 ■単純に「貧しくなった」とは言い切れない統計の“ゆがみ” とはいえ、数値の上昇をそのまま「貧しくなった」と結論づけるのは早計です。 というのも、貯蓄を考慮して見た場合、実際のエンゲル係数はもう少し低い水準にとどまっているからです。 将来不安から消費を抑え、貯蓄を優先する層が増えている結果、支出全体が減り、相対的にエンゲル係数が高く見えている可能性があります。 平均値には富裕層の影響も含まれるため、実態より“ゆがんで”見えることも少なくありません。 一方で、生活実感として「暮らしにくくなった」と感じている人は確実に増えています。 SNS上でも次のような声が目立ちます。 「20年前と比べて食品価格は2倍なのに、世帯年収は500万円から400万円に減っている不思議」 「税金や社会保険料を取りすぎて、国民がどんどん貧しくなってしまった」 つづきはこちら…