1: ゴアマガラ ★ 2025/12/05(金) 21:07:11.28 ID:TN+W8AK69 マドリード市内から南西へ約11キロ。レンフェ(国鉄)ローカル線で20分ほどの距離にあるベッドタウン、レガネス。 かつて、レアル・マドリードのラ・ファブリカ(下部組織)で「ピピ」の愛称で親しまれ、その将来を嘱望された中井卓大は今、この街のクラブ、CDレガネスのBチーム(スペイン5部)で新たな戦いに挑んでいる。 9月中旬、レガネスBのホームゲーム取材に行ってきた。市内から少し離れた場所にあるトレーニング・センター内のミニスタジアムにて、トップチーム昇格を目指す若者たちがしのぎを削る戦いに挑んでいた。 この日、レガネスBは開幕3戦目で待望の初勝利を挙げた。中井は先発出場を果たしたものの、前半のうちにイエローカードを提示された影響もあり、ハーフタイムでベンチへと退いた。前半で退くほど悪いプレーパフォーマンスではなかったが、イエローカードを受けた後も不用意なファールを犯すシーンがあり、監督の判断は妥当と言わざるを得ない。 また、中盤で推進力を出してダイナミックにボールを持ち運ぶシーンもあるにはあったが、逆に判断ミスから不用意にボールを失うシーンもあり、まだ心身両面でのコンディションが万全とは言い難いプレーぶりだった。試合後、取材に応じてくれた中井は、チームの勝利を素直に喜びつつも、自身のプレーについては冷静に振り返った。 「今日は初勝利で嬉しいという気持ちはあります。個人的には前半にイエローをもらって交代しましたが、チームの勝利は嬉しいです。後半、相手が1人少なくなったこともあり、チームとしては良かったと思います」 以前よりも一回り、いや二回りほど体が大きくなったように見える。その変化を問うと、中井は充実した表情でこう答えた。 「この夏でだいぶ体がごつくなりましたね。トレーニングの方法も変えましたし、膝の怪我もありましたが、今は全く問題なく、痛みなくプレーできています」 かつての線の細いテクニシャンというイメージは、もう過去のものだ。スペインの屈強な男たちと渡り合うための鎧を、彼は着実に身に纏っている。昨シーズン抱えていたひざの不安も解消され、コンディションは「上がってきている」と語るその口調からは、フィジカル面での手応えがはっきりと感じられた。 全文はソースで…