1: ななしさん@発達中 2025/11/21(金) 12:20:04.07 ID:EbfLgpnm0 「朝食を抜くと頭が働かない」はホント? 食べた人と食べてない人の認知能力を比較、3000人以上を調査 断食が脳の働きに与える影響について、これまで「朝食を抜くと頭が働かない」「空腹時は集中力が低下する」といった通説が広く信じられてきた。 研究チームは63の研究論文から得られた222の効果量を統合し、合計3484人のデータを分析。対象となった断食時間の中央値は12時間で、完全に食事を断った状態と通常通り食事をとった状態での認知パフォーマンスを比較している。その結果、断食群と摂食群の間に意味のある差は認められなかった。標準化平均差はわずか0.02で、統計的にもほぼゼロに等しい値だ。 特に、断食時間が長くなるほど(49時間未満)、むしろ両群の認知パフォーマンスの差が縮小する傾向が見られた。これは、身体が断食に適応し、脂肪由来のケトン体を脳のエネルギー源として利用し始めることと関連している可能性がある。 人間の脳は通常、糖質(グルコース)を主要なエネルギー源としているが、断食が12~16時間を超えると、ケトン体が代替エネルギーとして機能する。この代謝の切り替えによって、初期の認知機能低下が回復すると考えられる。ただし、全ての条件下で断食の影響がないわけではない。まず年齢による違いが顕著で、子供では断食による認知パフォーマンスの低下が成人より大きかった。これは発達段階にある脳がエネルギー供給により敏感であることを示唆している。…