1: 少考さん ★ HkLPtJrM9 2025-11-30 20:29:45 ※AERA DIGITAL 2025/11/30/ 16:00 北原みのり 作家・北原みのりさんの連載「おんなの話はありがたい」。今回は高市外交と日本に根付く精神性のようなものについて。 * * * 高市早苗総理を見ていると胸がわさわさする。 「マウント取れる服」とか「服装選びに時間がかかった」とか「お肌に悪い」とか……。まさかこの国のリーダーから“そんな話”を聞く日が来るとは……。女性の総理による“女性ならでは”の発言をどう捉えてよいのだろう。 女性の自虐には2つのパターンがある。 ひとつは「女の友情はハムより薄い」系自虐。「女だから嫉妬深い~」「女だから非論理的~」「女は女が嫌いだよ~」など、女の性質や能力を貶めるパターン。女性全体を貶める一方で、「私はサバサバしてるからさ、女らしくないって言われるんだよね」「女友だち、いないんだよね」という方向で男に媚びを売ってしまう女性も少なくない。 そして「女のくせに」系自虐。“女のくせに”「料理苦手~」「掃除苦手~」など聞かれもしないことを敢えて言い、女ジェンダーからいかに自分が外れているかを語りたがる女性も、一定数いる。どちらも、男性社会で女性が「受け入れられるため」に、女性が自らやりがちな振る舞いかもしれない。 高市総理は後者の自虐パターンが骨身に染みついてしまっている人なのだろう。それは高市総理の世代の問題というよりは、日本の女性の病のようなものだ。男社会では、「女は女が嫌いです」というフリをしながら、「女のくせに私って……」と「自虐」をしていれば、男の攻撃から逃れられるものだから。 だけれど、もう、そういうの、やめませんか。せっかく国のリーダーになったというのに、「お肌に悪い……」と言って微笑まなくていいでしょう? それは自民党の中では通用する“笑い”であって、国民に向けてやらないでほしい。ルッキズムを談笑のネタにしないでほしい。 そして中国との関係悪化だ。 高市総理への支持率の高さをみると、「ケンカ上等!」というような気分の日本人が少なくないことを知る。たとえ相手が自分よりも強くても、というか強いからこそ、誇り高く強気に出るべし!というヤンキー的な信念を高市総理に重ねているように見える。というか、そういう“心意気”しかない。そしてそれは恐らく、この国から「戦前・戦中」への想像力が消えてしまったという証しなのだろう。なぜ台湾が台湾なのか。なぜ台湾が、政治的葛藤の中に置かれている島なのか。なぜ台湾は“韓国と違い”親日派であると喧伝されているのか。そういう「歴史」を習ってこなかったつけが、ここに来ているのではないか。 歴史観のない心意気は、怖いもの知らずだ。そしてある意味、怖いくらいにピュアでもある。 今年の夏、参政党が躍進した。政治への関心がほとんどなかった層の女性が、積極的に参政党を支持する姿が目立った。参政党が語る「有機農法」「反ワクチン」といったキーワードに惹かれたという女性は少なくなかった。自然に向き合い、日本古来の大地との連続性に身を置き、加工品ではなく玄米など自然食品を口にし、大地と宇宙のつながりを意識し、霊的に浄化されていく……そういったスピリチュアル志向から参政党に熱狂する女性はある一定数いたのは事実だ。 私はここ数年、都心と地方の2拠点生活をしている。地方に暮らしていて実感するのは、そういうスピリチュアル的なものを信じている層の厚さだ(多くは女性)。スピリチュアルとはいうが、神社に行くとか神に手をあわす、といった類ものではなく、もっと身体と生活に結びついている生活習慣のようなものであり、そしてどこかで多くの人が感じているであろう「人の知恵だけではなんともならない厳しい現実」を生きるために「考え方の技術」として根付いているのを実感する。 身体と生活に根付いたスピリチュアルは、それこそ相当にピュアで根強い。そしてそういうスピリチュアルは、“この国に生きる特別な民族=日本人”への誇りのようなものと結びついているのだ。東京で暮らしているときには気がつかないレベルで、そういう層の厚みを地方では実感している。(略) ※全文はソースで。↓…