1: 1ゲットロボ ★ ZIDMmZBf9 2025-11-27 02:53:34 【やさしく解説】高市発言で緊張高まる日中関係、そもそも「日中共同声明」とは? 日中関係の基礎「日中共同声明」の中身は? 日中共同声明の本文は、日本語では約1500文字です。田中角栄、周恩来の両首相が友好的な雰囲気の中で会談を続けたとしたうえで、かつての戦争について次のように記しました。 日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する。また、日本側は、中華人民共和国政府が提起した「復交三原則」を十分理解する立場に立って国交正常化の実現をはかるという見解を再確認する。中国側は、これを歓迎するものである。 ここに出てくる「復交三原則」とは、日中交渉に際して中国側が示していたもので、以下の3点を指します。 1.中華人民共和国は中国の唯一の合法政府である。 2.台湾は中華人民共和国の領土の不可分の一部である。 3.「日蒋条約」(日華平和条約)は不法であり、破棄されねばならない。 日華平和条約とは、1952年に日本と、蒋介石政権下の中華民国(台湾政府)との間で結ばれた平和条約です。 第2次世界大戦で敗戦国となった日本はGHQ(連合国軍総司令部)の占領下に置かれた後、同年に発効したサンフランシスコ講和条約によって占領を終え、独立国として国際社会に復帰します。しかし、サンフランシスコ講和会議には中華人民共和国も中華民国も招かれなかったため、日本は個別に蒋介石政権の中華民国と講和条約を結んで国交を樹立していました。 中国は日本との国交正常化に際し、上記の「復交三原則」を日本に突き付けて中華民国との断交を要求。両国の交渉においては、日本は基本的にこの三原則を「十分に理解する」という文言を共同声明に盛り込むことで決着しました。 日中共同声明はこの前段の文章に続き、具体的に9つの合意事項が列挙されています。なかでも重要なのは、下記の表に示した4つの項目でしょう。とくに第5項では、日本に対する賠償請求の放棄がうたわれました。 当時の報道によると、北京での署名式に参加していた大平正芳外相は、現地の記者会見で「中国側としては、被害者の立場からいかなる請求も可能であるにもかかわらず、それを放棄したことは率直に評価しなければならないというのが日本の立場である」と発言。中国の配慮に感謝を示した形となりました。 戦時賠償の放棄に劣らぬ重要な項目が、第2項と第3項です。第2項で日本側は中華人民共和国のみを中国で唯一の正統的な政府であると宣言しました。中国側が主張していた原則「一つの中国」の承認です。 全文はソースをご覧ください 関連記事 尖閣や日本人拘束から香港や新疆ウイグル自治区めぐる問題まで「率直に申し上げた」 高市首相が日中首脳会談の成果強調…