
1 名前:ごまカンパチ ★:2025/06/16(月) 20:12:57.05 ID:JLas4wHP9.net 最近、日本では「アルコール離れ」が進んでいるそうです。ノンアル飲料が美味しくなったこともあり、特に若い人たちでその傾向が強いとか。 でもこれ、「正解」である可能性が高いようです。 米国の心臓専門医が集まる医学会から驚きの意見書が出されました。簡単に説明させてください。 ■米国最大の心臓病学会が意見書 意見書を出したのは「米国心臓協会」(AHA)という、米国最大の心臓専門医学会です。 タイトルは「アルコールと心臓血管病」。 飲酒が心臓病や脳卒中、そして血圧などに及ぼす影響を、これまでに報告された論文をもとに、分析しています。 「サーキュレーション」という学術誌に掲載されました [文末文献1] 。 心臓血管病研究では世界一、二の信頼性を争う学術誌です(いい加減な論文は載せてもらえない)。 その内容を、簡単にご紹介します。 ■常飲量が増えるほど上がる「血圧」 まず「血圧」です。これまでに報告された36研究(3,000人弱)のデータを併せて解析したところ、次のことがわかりました [文末文献2] 。 アルコールをまったく飲まない人に比べ、アルコールを常飲する人の上の血圧は、 ・1日「2杯以内」なら上がりません。 しかし ・「3杯」になると「1 mmHg」上昇。 ・「「4~5」杯では「3 mmHg」上昇。 また、そんな人がそれほどいるとは思いませんが ・1日「6杯以上」なら、飲まない人に比べ5.5 mmHgの高値となっていました。 一方、アルコール飲料「1日1杯」常飲でも、飲酒習慣のない人に比べると、高血圧となるリスクが1.12倍上昇していた――、 そう報告する研究もあります(23の研究を併合) [文末文献3] 。 ■脳卒中の危険性も上昇 では、血圧が高いとリスクが上がると言われている「脳卒中」、こちらとアルコール飲料摂取の関係はどうなっているのでしょう? 脳卒中は「脳出血」(血管が破れる)と「脳梗塞」(血管が詰まる)の2種類に大別できます。 そのうち「脳出血」は、アルコールを「1日3杯以上」常飲で、飲まない人に比べ、リスクは1.45倍に増えていました。「脳梗塞」でも1.09倍でした。 これらは27の研究データを併合した結果です [文末文献4] 。 脳卒中が日本では「寝たきり」の最大原因であるという事実を考えると、考えさせられる数字ではないでしょうか。 ■心臓血管病の危険性を上げたくなければ、アルコール常飲を避ける 上記「意見書」では、このほかの心臓血管病とアルコール常飲回数の関係についても、これまでの研究を調べています。 得られた結論は、 1)「1日3杯」以上のアルコール常飲は、ほぼすべての心臓血管病のリスクを上げる 2)「1日1~2杯」ではリスクが「下がる」とする病気と「上がる」という病気が混在 というものでした。 アルコールは心臓血管病のリスクを減らしていなかったのです。 というわけで、脳卒中や心臓病のリスクを高めたくなければ、 「アルコールを常飲するなら1日2杯まで」 「最も確実なのはアルコール常飲を避ける」 ということのようです。 ※略 関連スレ 【酒】要注意!アルコール摂取で「膵臓がん」リスク増加? かなり少ない摂取量でも 250万人データで明らかに 5年生存率は10%未満 [ごまカンパチ★] 【酒】過剰飲酒で亡くなる高齢男性にある共通点 法医学者が語る「現役時代バリバリ働いていた会社員がアルコール依存症に陥るまで」 [ごまカンパチ★] 【薬物】「お酒が1番やばい」 酒、コーヒー、タバコは立派な薬物 「ビッグスリー」の実態と“必要”としてきた人類の歴史 ★3 [ごまカンパチ★] 引用元:…