「もう後がないのは分かっています」盟友・磯村嘉孝も去り、来季いよいよ正念場を迎えるカープ堂林翔太34歳の心中とは 不器用なりのやり方 形にこだわるのをやめた。メジャーで活躍するカブス鈴木誠也の打撃理論も参考にしてきたが、今オフは自分自身と向き合う。毎年1月に行っていた鈴木との合同自主トレには参加しない。 「自分の場合、形にこだわりすぎても良くないのかなと。タイミングを取るのがへたくそなので、合っていない中でも捉えられる確率を上げていかないといけない。自分がどのコースにもバットを出しやすいところから逆算していった結果が、自分のフォームになればいい」 同じ球速と一定のタイミングで投じる通常のマシンだけでなく、データから実際の投手の球質を再現できる最新の投球マシン「iPitch(アイピッチ)」でも振り込んでいる。実戦から離れるオフ期間も、実戦に近い感覚の打撃を体にしみ込ませていく。 変わることよりも継続することを選んだ。不器用には不器用なりのやり方がある。それこそ、中学時代から磯村に示してきた姿のはずだ。(全文はリンク先) ・同年代の野手は一斉に戦力外、ファームでは打撃好調だったコースケも切られましたが、堂林だけは首の皮一枚でつながりました。堂林の魅力は長打力。カープ打線に一番欠けているものです。でもこの人ももう後がありません。彼の活路はズバリ右の代打の切り札です。カープファンの夢を乗せ、右中間スタンドに突き刺さる大飛球。もう一度あの打球を見せてくれ堂林。…