1: muffin ★ wUbXbW2O9 2025-11-09 12:22:23 11/9(日) 7:30 人気を得た漫画ほど連載期間が長くなる傾向にあるものの、長期休載によっていまだに完結していない作品も存在する。そこで、今も復活が期待されている長期休載中の漫画を振り返ってみよう。 最初に注目するのは、1985年から「月刊少年キャプテン」(徳間書店)にて連載が始まった高屋良樹氏による『強殖装甲ガイバー』だ。2025年で40周年を迎えた記念すべき作品だが、実はまだ完結を迎えていない。同作は、平凡な高校生・深町晶が、謎の物体「ユニットG」を手にしたことで無敵の殖装体「ガイバー」となり、「秘密結社クロノス」との戦いに挑むSFバトル作品だ。 連載していた掲載誌は上述した通り、月刊少年キャプテンから始まり、「月刊エースネクスト」(角川書店)、「月刊少年エース」(KADOKAWA)の順に渡り歩いているが、キャプテンとエースネクストは休載、廃刊となって連載がストップしたことも。最終的にはエースで落ち着いたものの、原因は定かではないが2016年7月号を最後に9年にも及ぶ長期休載が続いている。読者からも復活を望む声が後を絶たない。 また『ガイバー』よりも前から続いている作品といえば、1982年から「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載された蛭田達也氏の『コータローまかりとおる!』を始め、続編『新・コータローまかりとおる! 柔道編』『コータローまかりとおる! L』といった3部作も外せないだろう。 3作目の『L』は最終章に突入したものの、蛭田氏が病によって描けなくなったことで長期休載に突入。掲載誌も「マガジンSPECIAL」に移ったが、長期休載中の2017年に廃刊となり、未完のまま音沙汰なしの状態が続いている。 (中略) そして、最後に取り上げるのは、長期休載漫画として有名な矢沢あい氏の代表作『NANA』だ。同作は2000年より少女漫画誌「Cookie」(集英社)にて連載が始まった作品で、同じ名前を持つ少女・小松奈々と大崎ナナによる恋物語が描かれている。 同作の場合、矢沢氏の病によって09年から現在に至るまで長期休載中。物語がストップしてから16年もの月日が流れているものの、復帰を熱望するファンは多く、SNS上でも「いつまでも待つつもりではいるけど、どうにか完結してほしい」などのコメントが散見される。 ここまで振り返った作品は、いずれも作者のやむを得ない事情で休載に至っている。ファンとしては復帰を望むのは当然だが、過度な期待をせずに、機運が熟すタイミングを待つしかないだろう。…