1: それでも動く名無し  2025/11/04(火) 07:53:19.88 ID:i8Byhlyc0  ・尾田くんはキャラを作るのがすごく上手いし熱気もあるが、それによる弊害もある。    ・筆が滑りすぎる。先々と描きたいからコマが詰め込みすぎになり、構成が読みにくい。    ・小中学生がその週に初めて買っても読める漫画を載せたかったので、構成に難点があったワンピースは連載会議で2回見送った。    ・3回目の連載会議で意見が真っ二つに分かれた。キャラクターの力強さ、少年誌らしさですぐに連載をしたい派と、構成に難があるからもう一回直すべき派で2時間議論した。    ・当時の担当のデスク(後の編集長)からどうしてもやらせてくれ、ここでやれないと担当も作家も腐ってダメになると言われ、自分は反対してたけど、(経験則から意見が真っ二つに分かれる作品は意外と当たる確率が高いと考え)やってみようとなった。    ・結果として、私が編集長に戻ってから、新人の新連載で初めて1位をとった。    ・私個人としては、1巻2巻の頃の構成を続けてほしかった。    ・編集者には作家に負けてほしくない。作家と読者の間をつなぐ、両方を知っているのが編集者。    ・作家が描いたものを読者にどう伝えるかが打ち合わせ。そのために、読者をよく知っている編集者が作家に直しを入れなくてはいけない。    ・ジャンプ編集者は一人一人が個人商店。作家のスカウトから育成、連載に持っていってその後どうやって作品を育てるか全部マンツーマンでやっている。基本的にその作業は全て個人の編集に任される。副編やデスクも意見はするけど会議は最低限しかやらない。 …