96: 愛と氏の名無しさん 2009/12/13(日) 21:23:00 身長絡みの不幸な式思い出した。 新郎新婦は共に身長約170cmだった。 だから新婦がヒールを履くと少し新婦の方が高かった。 だが特に目立つほどでもなく、見ておかしいことでもなかったんだが、 披露宴の中盤で新郎側の親族がしつこく野次を入れだした。 新郎側の親族は全員背が低く、新郎が一番高い部類に入る。 体格もよく言えば華奢。悪く言えば貧相な体つきだった。 一方新婦側は全員長身で、特に男は楽に平均180を超え、体格も非常に良い。 女でも170以上ある人ばかりで、新婦が一番小柄に見えた。 それが気に障ったのか野次は全部新婦の身長を笑うものばかりで、 最初は黙っていた新婦側も、とうとう我慢しきれなくなって誰かが野次り返した。 それがきっかけで新郎親族と新婦親族が大喧嘩になった。 結果は当然と言うか、新婦側の圧勝だった。 本当に大人と子供のような差で、力いっぱい殴りかかってく新郎側を、 新婦側がつまんで放り投げるような実力差だった。 それでも新郎新婦や両家の友人、式場の人間が割って入って止め、 何とか収まりかけたんだが悔しかったのか、新郎親族が新婦に向かって、 「嫁の親族の分際でこのざまは何だ!お前、こいつら土下座させんと嫁に入れんぞ!」 と怒鳴りつけたせいで事態は再度悪化した。 「この子(新婦)が嫁に行ったからって、○家がお前らのドレイになったんじゃないぞ!」 と新婦親族がブチ切れ、それからまた大騒ぎになった。 もちろん披露宴はストップし、訳の分からんまま解散になってしまった。 二次会も無くなり、仕方が無いので集まった人間同士で飲み会にしたが、 新郎新婦も顔を見せず、全く盛り上がらないまま終了した。 それから数日して、新郎新婦から詫び状と祝儀が返って来た。 親族と両親の反対に合い、破談になったらしい。 本人達には全く非が無かったので不幸な式だった。…