1:生成AIを利用した権利侵害への対応について この秋、生成AIの新たなサービス(OpenAI社・Sora2)のリリースとともに、著名なコンテンツの類似映像がネット上で大量に発生しました。 アニメやキャラクターの著作権を侵害するそれらの動画は、AI による学習をベースとして生成されています。 生成AIの進化により、より多くの人々が創作の喜びを分かち合い、創作物を享受できるようになる社会は歓迎されるべきですが、それが、心血を注いで作品を作り上げた作家の尊厳を踏みにじり、多くの人々の権利を侵害することのうえに成立してよいはずはありません。 生成AIサービスを提供する側が、その責任のもと、早急に「オプトアウト方式」以上の実効的な侵害対策、権利者に対する救済策を打ち出さない限り、コンテンツ産業の基盤を揺るがし続ける生成AIサービスを利用した侵害のスパイラルは止まらない段階にきています。 法整備を含め、コンテンツ保護に向けた国家レベルでの対応も不可欠です。 弊社は、生成AIの利用の有無に関わらず、弊社の作品に関わる権利を侵害していると判断したものについては適切で厳正な対応を取っていくとともに、著作権者並びに関係団体と連携・協力して持続可能な創作環境の構築・維持に向けた活動を積極的に行ってまいります。 株式会社集英社…