693 :プリンはのみものです。 2007/05/01(火) 13:34:12 ID:ua372z1z 私の叔父の武勇伝です。 叔父の息子(私の従兄)がアルバイト先で積み荷を崩してしまった。 その場で従兄は社長から損害金として80万円をこれから先給料から天引きするよう言われてしまった。 しかし当時高校生の従兄弟の月々の稼ぎはわずかな物で、毎日働いても返済に一年はかかる。 コツコツ返済していた従兄だが、社長に促され、従兄は叔父に損害金を立て替えるよう助けを仰いだ。 「お父さんゴメンなさい。実は俺、先月積み荷を崩してしまって80万円を支払わなきゃならなくなってしまった。 今、貯金は10万円しかないし頑張ってもバイト代は月々5万円程度しか入らない。 社長は『早く支払え』と言ってくる。50万ほど立て替えてはくれないだろうか?」 叔父はすぐに社長に電話をし、 「息子がとんだことをして申し訳ない。すぐに支払わせていただく。 だが額が大きいので来月まで待って欲しい」 と謝罪した。口約束ではあるが社長も納得した。 そして一月後、叔父と従兄は会社に出向いて社長に会って謝罪し残額を支払った。 しかし話はそこで終わらなかった。 「ところで、その破損した現品はどちらにあります? 持ち帰りたいので用意していただけますか?金はらったんやし当然の権利ですわな? ・・・もうない?捨てた?ウソやろ。B級品として売っ払ったんやろ? 箱で落ちただけやし損傷のない品も結構あったやろ? おぅ、今回はうちの息子に非があるわ。やがな、高校生相手にたかんなて。 うちの息子学校辞めて働こうとも思ったそうや。俺に「お父さん、ゴメン」泣いて謝ったわ。 給料から天引きってのもホンマはあかんのやろ? 給料は給料として支払い、損害金は損害金で請求するんが筋やんな。 出るとこでよか?裁判起こす準備はもうできとるんや!」 そういって裁判所の書類を机にばらまいた。もちろん書類は白紙。叔父のハッタリ。 だが社長はビビってしまい損害金は結局4万円で済んだ。 その話を聞いて「叔父さんすごいんですねw」と言ったらニヤニヤしながら「まぁな」と照れてた。…