855: 名無しさん@おーぷん 25/06/12(木) 08:09:50ベースボールと野球の“狭間”で生じた課題とは? 恩師が説くハマの大砲・筒香嘉智が復活した鍵「日本仕様に馴染んだ」【DeNA】#筒香嘉智 #横浜DeNAベイスターズ — CoCoKARAnext(ココカラネクスト)|スポーツマガジン (@CoCoKARAnext) June 11, 2025 「1軍に上がってきてから感覚は良くなっています」 そう語る本人だが、そこに一切の慢心はない。「まだ自分の中でしっくりきていないところがあるので、その辺は慎重に調整しないと一気に崩れる可能性もあると思います。いい感覚の打席も悪い打席もあるので、その辺も修正しないと」と完全復活に向け、試行錯誤を続けて行くと言い切っている。 大村巌野手コーチは「心と身体の調和が取れた」と“V字回復”の要因を一言で表現する。そこには、若き日から筒香に寄り添い、そして一大ブレイクへの礎を作り上げた名コーチならではの分析がある。 「アメリカはスピードもリズムも違うから、帰ってきたときには日本の間に合わせられるようにしないといけなかった。それに合わせるようにと身体も気持ちも頭も、もう一回作っていった。それが今回うまくいっている」 完全復活を期待させた昨季の日本シリーズでの良化を「11月のことでしょ。そこから3か月実戦がないですからね」とキッパリと言い切る大村コーチは、「実戦に近い練習もしてきたけれども、やはり公式戦になると若干違うものがありますから。やってきたことで掴んだんだけれども、まだこれは足らなかったというのは、やっぱり実戦になってみないとわからないことです」と真剣勝負の場で生じる差異の2つがポイントだったと指摘した。 結果が全ての世界にいる。その厳しさを熟知している大村コーチは、春先の2軍降格が愛弟子に与えた影響を説いている。 「1軍にいると『明日も』という気持ちで焦ってしまうから、なかなか時間が取れないんです。それで一回ファームに行ってしっかりと練習してやってきたのが良かったと思いますよ。それで今、50打席ぐらいになって、(結果と内容が)繋がってきていますね。時間はかかりましたけれども、日本仕様に馴染んできましたよ」 筒香が理想の打撃像を形容する際に常々口にする言葉が「分厚い打球」だ。この真意について大村コーチは、「ボールとバットのコンタクトの仕方です。ボールとバットが当たっている時間が長ければ厚い。すぐにボールがバットから離れてしまったら薄いんです」と明快に解説。6月8日の日本ハム戦でバックスクリーンに叩き込みながら本人が「そんなに厚くなかった」と振り返った一打も「薄くてもすごいスピードで物体と物体がぶつかり合えば、ものすごい速度で打球が上がったり回転がかかったり、風に乗りやすくなったりします」と説いた。 たとえ、「薄く」てもスタンドインするパワーはさすがの一語だが、「分厚い打球もでてきました」と本人が語る部分にこそ、今の復調ぶりを示すポジティブなポイントに違いない。 分厚い打球ってのはそういう意味だったのか………