77: おさかなくわえた名無しさん 04/02/29 10:41 ID:trHDrKkN 友人Aはすれ違った人が振り返るくらいの美形でしかも育ちの良い男である。 知り合いBブサではないがその辺にごろごろいるような顔に濃い化粧を施した勘違い女である。 A、B、俺、あと数人で飲んだ時、Aと会うのが2度目か3度目だったBは明らかにAを狙っていた。 Aの隣に陣取って鳥肌の立つような声を出してAにしなだれかかっている様子を見て Bを以前から知る俺らは苦笑い。 店を出るときも「もーどうしよ。酔っ払ったー」とか言いながらAの腕をがっちりロックするB。 Aはちょっと困りながらも「俺が送るよ」と言って二人はそのままその場を立ち去った。 後日Aに「あの後どうした?」と聞くと「ちゃんと送ったよ」と言うもののはっきり答えない。 さらにつっこむと、 Aは「もう歩けないぃ」と言うBにホテルが立ち並ぶ辺りまで引っ張られていった(笑)と話した。 「帰るよ」「やだー、もうフラフラー」などという押し問答に辟易したAは、 「悪いけど、俺は君のような自意識過剰な女性と噂になってもいいと思うほど迂闊じゃないから」 と言うと、ポカーンとするBをわざわざ駅まで引っ張り戻して電車に乗せたらしい。 「キレて悪いことを言ってしまった。他の皆には言わないでくれ。」 とあくまでも紳士的なAに俺はカツカレー大盛をおごったのだった。 …微妙にスーッとしないか。ゴメソ。…