中高年は「皮膚ガス」に注意! 原因は飲酒? 専門家に聞く正しい対策と悪臭予備軍のチェックリスト ■中高年から増える「皮膚ガス」とは? ――そもそも皮膚ガスって何でしょうか? 皮膚ガスとは、体臭のもとになるものです。臭いというのはあくまで嗅覚による感覚で、人の体表面からは微量なガスが出ており、 それが鼻に到達すると体臭として感じるわけです。 ――体臭は人によって違いますよね? 現在の研究では皮膚ガスの種類は800ほど発見されていて、人によって皮膚ガスの種類や量は違います。 つまり、体臭は個性。個人認証できるくらい人それぞれ違うんですよ。 皮膚ガスの発生経路は表面反応由来、皮膚腺由来、血液由来とあって、食事などの生活環境や行動、 また体調や精神状態によって、また1日の中でも種類や量が変わります。 ■中高年から増える「皮膚ガス」とは? ――「おじさん=クサイ」と思われがちですが……。 臭いはイメージによるところも大きくて、例えばおじいちゃん子で育った方の場合は、その臭いがどこか懐かしく感じられるかもしれません。 一般的に古本や枯れ葉のような臭いとされる「加齢臭」、チーズのような「ミドル脂臭」、それらのもとになる「皮膚ガス」が男性中高年で増える傾向にあります。 加齢臭のもとになる皮膚ガスは「2-ノネナール」です。皮脂が酸化すると出てきます。 中高年は若い頃よりも皮脂の分泌量が減りますが、皮脂の中の成分が年齢によって変わり、2-ノネナールのもとになる成分が増えてしまうんです。 若い方はこの皮膚ガスがほとんど出ません。 ■中高年から増える「皮膚ガス」とは? 30代、40代の方に多い皮膚ガスが、ミドル脂臭のもとになる「ジアセチル」です。この成分は、身体を動かすことで出てくる汗の中の乳酸。 活動的なライフスタイルを送っている方は、ジアセチルの量が多いようです。 ※続きはソースで…