1: 2025/10/04(土) 16:38:45.12 ID:8D5t9hQn9 10/4(土) 12:01 ちょっと想像してみてください。プロのシェフに「お前の飯はまずいから、私の好み通りに作ってくれ。ただし、何が好みかは言わないから、おいしいと思うまで作り続けてくれ」なんて言えますか? 「嫁(パートナー)の飯がまずい」と言っている人の所業は、それよりさらにすごいことなんです。「俺の好みを探ってうまい飯を作れ」ということを、無償でやれというわけですから。 俺が「家庭料理は世界一難しい」と語っている理由、その根幹がここにあります。一流のプロでも受けない要求が、いろんな家庭で繰り返されているんですよ。「まずい」「イマイチ」とかいうだけの感想をもとに、その人の「正解」の味に近づけていくだなんて、普段の料理のなかでできるわけがない。 一流のプロは、つねに自分たちのベストの料理を作ってお店で出します。それがお客の口に合わないのなら、その人は二度と来なくなる。お客にも選ぶ権利があるし、お店もお客を選べます。「うちの味がまずいのなら、来なくていいですよ」と言っていいんです。 でも、家族に対して「自分はこの味でいいと思ってるけど、あなたはまずいと思うんだね。それなら、気が済むまで外で食べてくればいいんじゃないですか?」なんてなかなか言えないですよね。ケンカになってしまうし、食費がかさむし、あまり得することがない。 家族のために料理をする人たちは、それをぐっとこらえて、口に合う食事を作っているわけです。一流のシェフよりもずっと難易度の高いことをしているんです。 だからこそ、家庭料理は世界一難しいんです。 そんな大仕事に挑んでいる人に、文句を言う側は何をやっているのか。ただ口を出すだけです。手っ取り早い解決方法は、文句を言っている人が、作って見せることです。つまり、実際に自分の好みの味の料理を作って、いつもご飯を作っている側にレシピを教える。これが最善の解決策です。 いつも作っている側からしたら、「そんなに不満なら、どうやったらおいしくなるのか教えてくれ」という話です。いきなり言うとカドが立つかもしれないから、俺が代わりに言っておきましょう。「文句を言う奴は、自分でやって見せてみろ」と。 全文はソースをご覧ください…