1: muffin ★ CTQIXBjw9 2025-10-12 18:18:19 10/12(日) 17:00 極限状態という言葉がある。持続する不安、現実世界ではあまり体験したくないものだが、退屈な日常を吹き飛ばし、画面に釘付けにさせてくれるジャンルでもある。監禁、高所の恐怖、絶体絶命の室内劇まで、心拍数が跳ね上がる、見るのも苦痛な洋画を5つ厳選してご紹介する。 『FALL/フォール』(2022) 監督:スコット・マン 【注目ポイント】 610メートルという常識外れの高さ。錆びついたはしごを登り、なんとか頂上に辿り着いた二人だが、帰路で梯子が崩落。わずかな足場に取り残され、極限のサバイバルが始まる。限られた物資と体力、そして迫り来る時間の中で、彼女たちは生還をかけた決断を迫られる。 一見シンプルなサバイバル劇に思えるが、終盤には予想を裏切る衝撃の展開が待ち受けており、緊張の糸を最後まで張り詰めたまま観客を釘付けにする。 『ドント・ブリーズ』(2016) 監督:フェデ・アルバレス 【注目ポイント】 相手は盲目の老人――そう高を括っていた3人組だったが、老人は実は元軍人。戦闘のプロフェッショナルであり、失った視覚を補う鋭敏な聴覚や嗅覚を駆使し、慣れ親しんだ自宅という“戦場”で若者たちを追い詰めていく。そして地下室には、彼の狂気を裏付ける衝撃の秘密が潜んでいた。 『ザ・ウォーク』(2015) 監督: ロバート・ゼメキス 【注目ポイント】 幼い頃にサーカスの綱渡りに魅せられ、独学で腕を磨いたプティ。1973年、完成間近のニューヨーク・ワールドトレードセンターの2棟を目にした彼は、「この間を渡る」という大胆不敵な計画を思いつく。仲間とともにビル内部に潜入し、密かにワイヤーを張り巡らせた彼は、やがて世界中の注目を集める“前人未到の挑戦”に踏み出していく。 『127時間』(2010) 監督:ダニー・ボイル 【注目ポイント】 手元に残されたのは、わずかな水と食料、小さな万能ナイフ、そしてビデオカメラだけ。あらゆる方法を試みても岩はびくともせず、やがてアーロンは生き延びるための“究極の選択”――自ら右腕を切断して脱出する決断へと追い込まれていく。 タイトルが示す「127時間」とは、彼が孤立した状態で過ごした実際の時間数であり、観客に現実の恐怖と極限状態を突きつける数字でもある。映画祭や試写会では切断シーンで気分を悪くして退席する観客が続出したことが報じられており、その衝撃度の高さがうかがえる。 『ミザリー』(1990) 監督:ロブ・ライナー 【注目ポイント】 アニーを怪演したキャシー・ベイツは、この役でアカデミー賞主演女優賞を受賞。スリラー作品からの選出は極めて異例であり、彼女の演技がいかに衝撃的であったかを物語っている。 アニーの歪んだ愛情と執着心は、一種のストーカー心理を極限まで誇張した存在であり、その恐怖は観る者の背筋を凍らせる。 キング作品は数多く映画化されているが、同様に強烈な緊張感を与える作品として『シャイニング』(1980)や、リメイクが予定されている『バトルランナー』(1987)が挙げられる。 中でも2007年の『ミスト』は映画独自のラストシーンによって観客を絶望の淵へ突き落とし、原作者キング自身が絶賛するという珍しいケースとなった。 解説全文はソース元をご覧ください…