1: おっさん友の会 ★ PzcFP87H9 2025-10-06 08:28:38 アニメーターたちと接してみると、発達障害やギフテッドと重なる部分が見えてきた。 クリエーターには個性的な人が多いとよくいわれる。最近、アニメ業界の調査に関わる機会があり、多くの関係者と話すことになったが、実際に接してみると アニメ業界、特にアニメーターには実に多様な人がいることがわかった。寝食を忘れて作業に没頭する人、好きな話題なら冗舌だが、それ以外では口数が少なくなる人など、その姿はさまざまだ。 話を聞くほどに、発達支援の専門家としては、「ん?」と考えさせられる場面が少なくなかった。 それは、「発達障害」を思い起こさせる特徴を持つ人が少なくないからだ。 困りごと抱える現場 発達障害のうち、最近よく知られているものには、注意欠陥多動症(ADHD)と自閉スペクトラム症(ASD)がある。 学習面に困難が出る学習障害(LD)もあるが、ここでは行動特性がはっきりしているADHDとASDに絞って説明したい。 ADHDの特徴には、注意のそれやすさや忘れ物の多さがあり、ASDには、コミュニケーションの難しさや強いこだわりが挙げられる。 こだわりの強さは、完璧主義、予定外の出来事への強烈な戸惑い、行動の切り替えの難しさ、感覚過敏など、人によってさまざまな形で表れる。 これらの発達障害の特徴と、私が聞いたアニメーターの姿には重なる部分が多い。 実際、今年4月に実施した一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)の会員を対象とした調査(図)でも、設問に回答したアニメーター(作画担当者)の約半数が日常の困りごととして「タスク管理の難しさ」を挙げ 約4人に1人が「整理整頓の苦手さ」を挙げた。これらはADHDを思い起こさせる特徴だ。また、「会話の苦手さ」 週刊エコノミスト 青木瑛佳 2025年10月6日 有料記事…