1: ぐれ ★ ChArnx239 2025-09-22 09:07:36 ※9/21(日) 14:00 FRIDAYデジタル 「思想」が医療にすり替わる瞬間 「日本の自由診療の調査をしていたら、めまいがしてきました……」 ニューヨークで老年医学を専門に活躍している山田悠史医師がそう嘆くのも無理はない。近年、日本の医療界には「エビデンスのない治療」「インチキ医療」が蔓延しているからだ。しかも高額でーー。 たとえば、「分子整合栄養医学」を掲げるクリニックが数多くある。栄養療法で、数十万円もする検査を経てサプリメントが提供されるが、科学的根拠は乏しい。 「すごく厳密に言えば、効くか効かないか分からないというのが正しい表現です。ところが現実には、あたかも効くかのように宣伝され、高額で売りつけられている。そしてその結果、患者さんは大切なおカネや時間、エネルギーを使わされ、本来なら受けられたはずの標準治療の機会を失ってしまう。 効くと分かっている治療があるのに、わざわざ遠ざけられる。医師として一番許せない現実です」 具体的なリスクも無視できない。 「たとえば、ビタミンEは認知症の分野などでしばしば使われますが、過剰摂取によって死亡率が増加することが知られています。たかがビタミンと軽視されがちですが、絶対安全というものではないのです。効くかどうか分からないものを、効くと信じ込ませて売ること自体が危険なんです。 知識を持たない患者に対して、知識を持つ側が高額の治療を押しつける構図。しかもそれを仮にも医師免許を持った人間がやっている。私は同じ医師として、心が痛みます」 参院選で躍進した参政党の中に「ホメオパシー」を勧める党員がいることが話題になっていたが、山田医師は一笑に付した。「ホメオパシー」とはドイツ人医師のハーネマンが18世紀に始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉によりあらゆる病気を治療できる、とするものだ。 「ホメオパシーに科学的根拠はまったくなく、世界中の公的機関でも効果は否定されています。それなのに自然療法などと宣伝され、堂々と提供されている。あり得ないですね。これはもう医療の名を借りた思想ビジネスに過ぎません」 続きは↓ 老年科医として米ニューヨークで活躍!山田悠史医師の告発「インチキ医療だらけの母国ニッポン」…