1: Gecko ★ jjf/i1KK9 2025-09-21 20:35:04 ★「値上げ疲れ」時代の外食離れが加速 それでも選ばれる店の条件とは? 物価高が続き外食産業では「値上げ」がもはや日常となった。だが消費者の側も「またか」という疲れを覚え、外食の機会を減らすなど財布の紐を固くするようになっている。いわゆる「値上げ疲れ」による外食離れが進んでいる。 ここ数年、外食チェーンから個人店まで、値上げのニュースを聞かない時はない。小麦粉や油、電気代、人件費まで、コスト上昇要因は枚挙にいとまがない。消費者も同様に様々なコストが上がっているため、結果として消費行動が抑制されていく。 外食離れやコンビニ食へのシフトが進むなかで、値上げをしても支持される飲食店と、客離れに直面する店がある。「値上げ疲れ」しているはずの消費者が選ぶ店とそうでない店との違いはどこにあるのだろうか。 例えば大手牛丼チェーンの『吉野家』は、ここ数年のコスト上昇を吸収すべく段階的に値上げを断行しており、競合他社よりも高い価格で牛丼を販売しているが、既存店売り上げの前年同月比プラスを維持し続けている。 牛丼単体での値上げは数十円にとどめて、定食やセットなどでの販売や牛丼以外のメニューを充実させることで、新たな魅力を創出しており、それによって客単価も維持することが出来ている。 また大手ラーメンチェーンの『一風堂』では、新たな選択肢として「シンプル」メニューを導入。従来のラーメンよりも具材が少ない分、価格も下げたメニューを提案している。相対的に考えれば値上げにもなり得るが、安く食べたい消費者のニーズを掴んだ。 いずれも値上げをするタイミングで新たなメニューを投入したり、設計を見直してお得感を演出することで、値上げに対するイメージを緩和させることに成功している。ただ単純に既存メニューの値段を上げただけではないのだ。 「ステルス値上げ」はアプローチが鍵になる ファストフード店のフライドポテトや、唐揚げ店での定食の唐揚げの数など、体感的に認知しやすい商品の場合は、いくら価格が据え置きであっても明らかに容量が減っているために「騙された」「こっそり値上げしている」というイメージを与えかねない。 (以下リンクにて)…