678: 名無しさん@お腹いっぱい。 2015/12/23(水) 11:16:38.79 .net 当時働いていた職場と取引先の中間あたりにレディースマンションがあった。 オフィス街の外れにあるのだが、治安は良いとも悪いとも言えない地域だった。 ある日、そのマンションの自転車置き場の前を何度も往復している女性がいた。 何をしているのかは推察できたが、女性の顔に見覚えがあったので声をかけてみた。 「ゆうべここに停めた自転車が見つからないんです」 (見つからないって、それはあんた・・・) 「さっきからずっと探してるんですが、どこにも無いんです」 それはきっと盗まれたんだろう? 「えっ?ちゃんと鍵をかけたんですよ?」 いや、鍵なんてその気になれば簡単に壊せるよ 「え~~信じられない!!(涙目)」 (いやいや、この娘、いったいどんな田舎から出てきたんだろう?) 会話をしているうちに、女性は俺のことを思い出したらしい。 「あの、○○によく来られている方ですよね?」 ああ、そうですが・・・ 「この前、あそこの飲み会に参加していたんです」 おお!どうりで見覚えがあったわけだ 「わたし、これからどうしたら良いでしょう?」 (知らんがな) 取引先に向かう途中だったので、とりあえず自分の名刺の裏に自宅電話番号を書き、 もしも手に余るようだったら、会社か自宅に連絡するように言ってその場を去った。 その後、1男2女が生まれました。 来年で結婚25周年です。…