1: 以下、ニュー速クオリティでお送りします 2025/09/09(火) 12:29:39.74 ID:AZ1NA2X0d0909 この「キャンセル界隈」文化が、ついに職場にも波及した。それが「残業キャンセル界隈」である。定時になったら仕事が残っていても帰る。この行動を「ノリ」で実行する若者が増えている。 ある製造業の事例を紹介しよう。「今日中に、この提案書を仕上げてくれ」と部長が頼んだ。依頼された25歳の営業担当者は素直に「分かりました。すぐやります」と返した。だが、定時である午後5時30分になると、荷物をまとめて帰ろうとする。 「おい。まだ提案書はできていないだろ?」 当然、部長はそう呼び止めたのだが、彼はこう言い放ったのだ。 「私、残業キャンセル界隈の人なんで」 部長は言葉を失った。 「残業キャンセル、界隈……?」 意味が分からないので、気心の知れた課長に尋ねると、「○○キャンセル界隈」というフレーズについて教えられた。 「冗談じゃない!」 部長は憤りを隠せなかった。以前は、定時退社する若者たちの言い分は、 「ワークライフバランスが大事ですから」 であった。そのたびに、この部長はこう語りかけた。仕事をきちんとこなしたうえでプライベートを充実させることが、正しいワークライフバランスだ。仕事を放棄してライフを優先するのは本末転倒だ。責任放棄しているといわれても仕方がないぞ、と。 このように諭せば、ほとんどの若者は部長の言葉に納得した。スキルや経験が足りないのに、最初からバランスのとれた仕事人生を送ることなどできない。とくに部活動を一所懸命にやってきた若者は理解が早かった。 「私は野球部だったので、納得できます。プライベートを充実させながら、スタメンを目指すなんて、できませんよね。まだ経験が浅いのに」 ところが今回は「ワークライフバランス」ではなく、「残業キャンセル」がテーマである。この営業部長は頭を抱えてしまった。 引用元: ・…