1: ジャンピングパワーボム(茸) [TW] CHqd446U0● BE:582792952-PLT(13000) 2025-09-02 17:38:15 sssp://img.5ch.net/ico/o_anime_usodesu.gif 旭川女子高生殺人事件、江別男子大学生集団暴行死事件…北海道では2024年、未成年や若者による凶悪事件が相次いだ。少年による刑法犯数が戦後ピークを迎えた1980年代。「史上最悪の少年犯罪」といわれるのが1989年に起きた東京都足立区綾瀬の女子高生コンクリート詰め殺人事件だ。 事件の加害者のひとりである準主犯格のB(当時17)が、3年前に孤独死していたことが今回新たに判明した。2000年から加害者や親、関係者に行ってきた独自取材や裁判・捜査資料から、知られざる加害者の「その後」をリポートし、矯正教育や社会での処遇について考える。(文・写真:HBC報道部 山﨑裕侍 ※3回シリーズの1回目、肩書や年齢は取材当時)【2回目】【3回目】 ■準主犯格Bの義兄が告白 「Bは死にました」 2024年夏、久しぶりに電話で話したその人物は、会話の最後に思いもよらぬ事実を告げた。私は衝撃のあまり、絶句した。Bは私と同い年の50代。早すぎる死だった。Bは日本中を震撼させたある事件の犯人のひとりだった。 『足立区綾瀬の女子高生コンクリート詰め殺人事件』 1989年3月、東京都江東区若洲の空き地で、コンクリート詰めにされた女性の遺体が発見された。被害者は埼玉県三郷市に住む17歳の女子高校生だった。 事件に関わったのは主犯格A(18)、準主犯格B(17)、自宅が監禁場所となったC(16)、監視役のD(17)など、当時16歳から18歳の少年7人。 通りがかりの見ず知らずの女子高生をAが強姦目的で連れ去り、40日間にわたって足立区綾瀬のCの自宅の一室に監禁した。連日に及ぶ強姦、顔面や体を殴りつける、ライターで皮膚をあぶる、食事を与えない。非道の限りを尽くしたあげく、A・B・C・Dの4人は女子高生を殺害。遺体をドラム缶に入れて捨てたのだった。 逮捕された4人(イメージ) 私は被害者やBと同い年だ。事件発生当時、「なぜ彼らはこんなに凶悪な事件を起こしたのか?」と疑問を抱いた。11年後の2000年、図らずも取材者という立場で事件に関わることになった。当時、刑事処分を可能とする年齢を16歳から14歳へ引下げる少年法改正案が議論されていた。いわゆる厳罰化である。厳罰化によって「少年の健全な育成」を目的に更生に重きをおく少年法の理念は果たせるのだろうか。 そもそも罪を犯した少年たちは、どんな更生の道を歩んでいるのか。 メディアは事件の「その後の少年たち」を伝えられているのか。 いくつもの疑問がわき上がり、その問いに自分なりに答えを見つけようと取材したのが女子高生コンクリート詰め殺人事件だった。 2000年から2005年にかけて加害者や親など多くの関係者に会い、話を聞いた。冒頭に電話で話した人物は準主犯格Bの義兄だ。2004年、Bが出所後に再犯(詳報は次回)したときに取材で知り合った。義兄の告白を受け、私は再び関係者を訪ね歩いた。…