1: 仮面ウニダー ★ 2025/09/02(火) 02:26:43.94 ID:gF2J2FaS 日本には、中国、台湾、韓国などにルーツを持ちながら暮らしている方々も少なくありません。そして在日の方の中には、 特に在日の方同士での結婚を強く望むケースもあります。 結婚相談所には様々な国の方が登録されています。ところが、在日の方同士の結婚はそう簡単ではありません。登録する際、人種の 記載欄はありませんから、国籍は日本と記載されることも多いのです。その場合、交際が始まってから「実は……」と告白されるケース もあります。逆に結婚話がある程度進んでから告白することもあり、そうなると話がまとまらなくなることもあります。 この記事では、その事例を紹介していきましょう。 ・「自分たちのルーツを学んでほしい」 ヤスコさん(仮名)は現在40歳で、神奈川県の中都市に生まれました。父親が会社を経営していたこともあり、家庭は裕福。一人っ子 だったので、小さい頃からスイミング、バレエ、ピアノと習い事をたくさんさせてもらい、塾にも通っていました。そのため学校での 成績は常に上位で、自分の行きたい高校に進学できるほどでした。 ところが、高校に進学するタイミングで、父親から在日韓国人であることを告げられます。ヤスコさんは、自分は日本人だと思って 生活をしてきたので、まさに寝耳に水でした。お父さんもお母さんも帰化していて苗字も日本の一般的な苗字です。 家庭の中でも韓国の文化はなく、在日であることを知らされてもピンとこなかったそうです。 それでも両親から「韓国を知ってほしい、自分たちのルーツを学んできてほしい」と言われ、高校の時に初めて韓国に短期留学を しました。韓国の風土や文化に触れた時、あまりにも居心地が良かったので、自分の中にある韓国のルーツを自覚したそうです。 自分には韓国が合っていると思ったヤスコさんは、本格的に韓国語を学ぶために、再び留学をしたのです。 韓国の文化や韓国語を学び帰国したヤスコさんですが、周囲からは珍しい存在と思われてしまったそうです。というのも留学というと、 アメリカやカナダ、オーストラリアなどを選ぶ人が多いため、なぜ韓国?と思われたからです。そのような質問もたくさんあったの ですが、自分が在日で韓国の文化がとても馴染みやすいとは言いにくく、韓国のアーティストのファンという理由にしていました。 ・親は在日の人と結婚させたいけれど… そして次に問題になったのは結婚です。 両親は、結婚相手に在日コリアンの方を希望していました。同じ教育を受けているので、お互いに理解ができるだろうという想いから です。それならば韓国に住んでいる人との結婚も視野に入りそうですが、両親は納得できない様子。 日本国内の在日コリアン向けの民族学校に通った人とは、考え方が少し異なり、そして韓国本土にいる方はもっと文化の違いを感じる と言うのです。日本に長く住んでいる自分たちは、日本の風習や文化に馴染んでいるため、韓国独自の礼儀や上下関係に慣れるのに 苦労すると考えていました。 特にこれまで韓国の行事を家庭でしたことがないので、文化を一から学ぶことになりますし、その家庭の習わしに従わなければ なりません。日本でもお嫁にいったら、その家の習わしを知り、受け継ぐような家庭もありますが、韓国の場合はその文化がとても 厳しいといいます。日本で育ったヤスコさんは、その厳しさに対応できないだろうと両親は考えていたのです。 佐竹 悦子 2025.09.01 ※関連記事 後編 「最初から自分のルーツを伝えたい」過去の破談を経て見つけた、彼女の“後悔しない婚活”…