1: ばーど ★ 2025/08/31(日) 11:26:49.50 ID:A229Z+kP 李在明大統領が、就任後初の外遊でもある日韓・日米の首脳会談を終え韓国に戻った。日本では、こういった印象は残っているのではないか。 元々、「反日的な人」としてのイメージがあったのに実際は違った。8月25日のテレビ朝日系「ワイドスクランブル」の関連ニュースのヘッドラインも「”反日封印” 日韓首脳会談 李大統領の狙いはどこに?」だった。「反日封印」という表現が示すように、李大統領の対日姿勢は就任前のイメージとは離れたものだった。 確かに、2016年12月には以下のように発言していたのだ。 「日本は軍事的な敵国」 さらに、韓国の革新系政党・共に民主党政権時代のかつての記憶もある。2017年から2022年までの文在寅大統領時代では、文在寅大統領の時代には徴用工問題、慰安婦問題での1965年の合意を覆す判決が韓国内で下され、そこから韓国内での日本不買運動にまで繋がっていった。 「韓国の民主党政権は反日」 そんなイメージもあった。昨年12月に保守系の尹錫悦大統領が戒厳令発令という「オウンゴール」を犯した時点で「革新系の李在明大統領誕生で日韓関係暗黒時代再来」と多くが思ったのではないか。 しかしいざフタを開けると、就任後初の外遊先として、アメリカより先に日本を訪問。「韓国ラーメン好きの石破茂首相のために大量パックを持ってこようと思ったが、輸送の関係で諦めた」など発言も残した。 この人物は果たして反日的なのか、親日的なのか。 この点を探るには「もはや本人のキャラクター」という面が大きい。ただし、李大統領の立ち位置を理解するためには、まず韓国特有の政治構造を押さえておく必要がある。 ■韓国政治の特殊性 「右と左が"逆"」 まず本題に入る前に、韓国での政治的立場と対日関係の関係性について説明しなければならない。「保守・革新」「右寄り・左寄り」といった観念が日本とちょっと違う。 2019年の「KBSラジオ」は次の通り報じている 「親日=保守、反日=革新」 日本(というか多くの国では)では、一般的に「革新系・左寄り」は寛容で、国際協調にも近いというイメージがあるが、韓国は違う。 左派が民族主義寄り。右派が国際協調寄り。小此木政夫慶応大名誉教授は「エコノミスト」の2025年1月15日の記事において、韓国の革新系(韓国では進歩派)について、以下のような説明を行っている。 「進歩派」は、19年の三・一独立運動直後に中国で樹立された大韓民国臨時政府を足場に独立運動を指導した金九(キム・グ)の民族主義路線に連なります。金九の死後、臨時政府の要人たちは李承晩政権に反対する野党勢力となり、不正選挙への抗議から政権崩壊に至った60年の学生革命で民主化勢力の一部を構成しました。だから、韓国の場合、「進歩派」は民族派ないし民衆派、そして民主化勢力と重なります。一つの民族を重視するので、北朝鮮に対して宥和的ともなります。 すごく平易に言うと、日本統治下の独立運動が左右に分裂したのだ。一方の「保守」は、日本統治下ではアメリカを中心に活動。親米・反共路線を歩んだ。もちろん従来の保守は反日的なのだが、近年は学会を中心に「日本の植民地支配は韓国の近代化に貢献した」とするニューライト層が台頭。尹錫悦政権時代にはこの考えを持つ人材が重用されたりもした。2025年4月の尹前大統領の弾劾裁判前の保守系のデモでは、米韓の同盟関係を支持する流れから、日本の国旗が掲げられることもあった。 いっぽう、左派の理念的な動きが強まったのが、2003年~2008年の盧武鉉政権と、彼を慕う文在寅政権(2017年~22年)の時代だった。二人には若き日に民主化運動に携わった、という共通点がある。盧大統領は2005年の8月18日に「親日反民族行為者財産調査委員会」を発足させた。これは日本統治時代に日本側と結託し、当時の朝鮮人に対して暴力や略奪を行い、既得権益層となった者、そしてその子孫の財産をはく奪するためのものだった。 文在寅政権時代の姿は記憶に新しいところ。いわゆる徴用工・慰安婦の問題で日本政府に対してさらなる賠償を指示する判決が下り、その後、2019年のNO JAPAN運動も起きた。それゆえ「韓国の革新(進歩)系=共に民主党政権=反日」という構図、あるいはイメージのようなものが出来上がった。 ■実は保守的な考えの持ち主との声も では、この構図にあって、共に民主党系の李在明大統領はどういった位置にあるのか。 以下全文はソース先で 吉崎エイジーニョ 8/31(日) 10:01…