読売新聞の意向で巨人選手がボイコットのおそれ 「読売ジャイアンツの選手参加拒否です。主催であるWBCIへの報復として、自軍の選手を出さず、大会の価値を低める狙いでしょう」(球界関係者) これには理屈も通る。 地上波中継なしにより、国民が同時に一体となって盛り上がることがなくなった以上、WBCは読売側の言う「世界一流の野球選手がナショナルフラッグを背負って世界一を目指す特別なイベント」ではなくなる。 そうなれば大会の格や価値も自ずとなくなり、「格式の低い大会であれば、選手を出す義理も道理もない」というわけだ。 かなり昔の話になるが、巨人は1978年、いわゆる“空白の1日”で江川卓の入団が認められないことに抗議し、ドラフト会議をボイコットした前例がある。 また、WBCに関しても、シーズン優先で選手を派遣しなかった球団があった。 2009年のWBC、侍ジャパンを率いた原辰徳監督は「日本中が団結してこそ」との考えの下、12球団に選手を要請した。 ところが、落合博満が監督だった中日ドラゴンズだけは、シーズン優先で候補者が全員辞退。自己中心的すぎると野球ファンから猛批判を浴びた。 しかし、今回は国内の野球ファンからの後押しがある。 次回大会への出場が有力視される巨人選手は、岡本和真を筆頭に大勢、吉川尚輝、山崎伊織、泉口友汰、岸田行倫といったところだろう。 これらの選手がこぞって不参加ならば侍ジャパンへのダメージも大きいが、WBCIの不誠実な対応は、この悲劇に現実味を持たせている。 ※詳しくは下記リンクより…