1. 匿名@ガールズちゃんねる ある大がかりな調査では、幼児を対象にして、親子関係がしっかり築かれ子どもの情緒が安定しているか、それとも親子関係がうまく築かれておらず子どもが情緒不安定気味であるかが測定された。そして、その子たちが大学生になったときに、自分の幼児期を回想してもらった。 その結果、自分の幼児期を良い時代だったというように思い出すか、それとも不安定で不幸な時代だったというように思い出すかは、実際の幼児期の状態によるのではなく、今の大学生活に適応しているかどうかによることがわかったのである。 つまり、今の大学生活にうまく適応している者は自分の幼児期を良い時代だったというように回想し、今の学生生活に不適応気味である者は自分の幼児期を良くない時代だったと回想する傾向がみられたのだった。 幼児期が良い時代だったか良くない時代だったかは、現在の自分の適応状態に沿って評価されるというわけである。 ここから言えるのは、愚痴っぽい人は今の生活に不満が多いということである。本書の気分一致効果のところでみてきたことに符合するものだが、理不尽な目に遭ってきたから愚痴が多いのではなく、今の生活に満足できないために過去のネガティブな記憶をわざわざ引っ張り出して嘆くのである。 2025/08/14(木) 00:47:22…