今日はタイミーのデータを使って最低賃金の影響を見た論文の発表を聞いた面白くないはずがなかった— みすま (@msmt9) July 10, 2025 タイミーのデータを使った東大の研究チームによると、6%最低賃金が上がると、雇用は2%ほど下がるとの見込みらしい。 — にるそん (@ohtanilson) August 4, 2025 研究概要:[UTMD-089] Who Bears the Cost? High-Frequency Evidence on Minimum Wage Effects and Amenity Pass-Through in Spot Labor Markets著者: 金山隼人、宮地翔、尾谷卓要旨:この論文は、日本のジョブマッチングプラットフォーム「Timee」の非公開契約レベルデータを用いて、最低賃金引き上げの短期的影響をスポット労働市場において因果的に分析したものです。高い頻度のデータ変動とビンレベルの差の差(difference-in-differences)デザインを活用し、最低賃金引き上げにより影響を受けた賃金ビン内で雇用が2パーセントポイント減少することを発見しました。この雇用の減少は、新しい最低賃金閾値以下の領域に集中しています。交通費の補償(柔軟な非賃金アメニティ)はほとんど変化せず、アメニティを通じたコスト転嫁は限定的であることを示しています。これらの結果は、スポット労働市場が賃金遵守を通じて迅速に調整し、コスト負担が主に事業者によって負われ、仕事のアメニティ削減による相殺がほとんどないことを示唆しています。…