1 名前:馬頭星雲(東京都) [TH] 2025/08/01(金) 20:22:43.19 ID:p1YGz2PA0● ?PLT(14121).net 香港の民主派元区議・葉錦龍さん寄稿 7月20日の参議院選挙の夜、私は東京の自宅で開票速報を見ていた。「日本人ファースト」を掲げる参政党が14議席を獲得し、与党が参院で過半数を失った瞬間、私の心に複雑な感情が湧き上がった。 今回の選挙では、中国資本による不動産投資への懸念、急増するインバウンド観光、埼玉県川口市などのクルド人をめぐりヘイトスピーチやデマが飛び交った問題など、複合的な外国人関連の課題が注目を集めた。 しかし同時に、選挙期間中に目撃した排外主義的な言説の広がりに、深い不安を覚えずにはいられなかった。 選挙戦が始まってから、日本社会の空気の変化を肌で感じるようになった。新宿駅前で7月初旬、とある無所属候補が「中国人による日本侵略を許すな」と叫ぶのを聞いた。周囲の聴衆の中には熱心にうなずく若者たちがいた。 演説後、一人の中年男性が私の近くで「こういう中国人もいるからな」とつぶやくのが聞こえた。 私は自分のことを「香港人」だと思っており、「中国人」だとは思っていなかったが、その瞬間、自分がその「中国人」の一人として見られていることを痛感した。日本保守党代表の百田尚樹氏は選挙演説で外国人労働者に触れ、「日本の文化は守らない。ルールは無視する。日本人を暴行する。日本人の物を盗む」と断言した。 私の周りにいる外国人や留学生たちは、みんな真面目に学び働き、日本の法律を守っている。 しかしそうした現実は、感情的なスローガンの前では無力だった。 ある台湾人の友人は、「最近、電車の中で台湾華語で話していると、露骨に嫌な顔をされることが増えた」と語った。 別の香港出身の友人は、銀行口座開設の際、「香港は中国ですよね?」と何度も確認され、中国の身分証明書の提示を求められたという。 排外主義に「良い外国人」と「悪い外国人」の区別はない。あるのは「我々」と「彼ら」の境界線だけである。…