1 名前:少考さん ★:2025/08/01(金) 19:56:15.45 ID:Ruqud10+9.net 参政党が『神奈川新聞』記者排除 公党にあるまじき暴挙許すな(『神奈川新聞』記者・石橋学) | 週刊金曜日 石橋学・『神奈川新聞』記者|2025年8月1日5:08PM 外国人を排斥する「日本人ファースト」を掲げて、参院選で14もの議席を獲得した参政党が『神奈川新聞』記者(筆者)を会見から閉め出す暴挙に出て、〝極右政党〟の素顔をむき出しにしている。権力がかさにかかって都合の悪い批判を封殺する言論統制のはじまりであり、ジャーナリズムに関わるすべての機関と記者は、民主主義社会を破壊する「公共の敵」として同党を批判しなければならない。 7月24日に開かれた新聞労連の定期大会で連帯を呼びかける筆者(中央左)。(撮影/蔵方光介) 7月22日、筆者が国会の参議院議員会館で開かれた7月定例会見に参加しようとしたところ、党のスタッフが「石橋さんは事前登録をしていないので参加できない」と退出を求めてきた。 だが報道各社に宛てた案内文には登録を求める記載はなく、明らかにうその理由であるため、記者は退出を拒否した。ところが「そういう決まりになっている」とうそをつき通した。記者が「取材は市民の知る権利に応えるためで、拒否するのは政党としてあり得ない」「国会を使った会見で記者を排除するなどあり得ない」と抗議したが、「あり得るかどうかはこちらで決められる」「取材するもしないもわれわれの権限で決められる」と言い放った。 さらには、押し問答になっているのは自分たちがうそをついているからなのに「現場が混乱する」と言いがかりを付け、「警備を呼んだ。強制的に出ていって」「あなたのせいで会見が開けない。責任を取れるのか」と恫喝し、記者を閉め出した。 筆者は選挙期間中、神奈川選挙区で初当選した参政党の候補者、初鹿野裕樹氏を批判する記事を繰り返し書いてきた。街頭演説で「外国人が優遇されている」といったヘイトデマを繰り返していることを批判し、差別に抗議する市民を「犯罪者」「非国民」と攻撃する横暴ぶりを連日報じた。 会見には初鹿野氏も出席しており、改めて公開の場で批判されることを避ける意図が参政党側にあったことは明らかだ。実際、記者は神谷宗幣代表を含めた党の責任をただすつもりでおり、そうした質問や報道の機会が奪われ、市民の知る権利も奪われた。気に入らない記者を見せしめにして、自分たちに従う記者と従わない記者を選別し、権力の側に都合の良い言論に染め上げるファシズムの第一歩はここに記された。 報道各社も続々批判 『神奈川新聞』は翌23日、公党が正当な理由なく記者の取材を拒むことは「国民・市民の知る権利をないがしろにする行為で、到底容認できない」と抗議文を出した。これに対して参政党は見解を出し「混乱が生じるおそれがあると判断した」として記者排除の理由を変更した。しかも「記者が参院選の街頭演説で党への妨害行為に関与していた」というデマを重ねるでたらめぶりで、『神奈川新聞』は25日、「明らかな事実の誤りに基づく指摘で、到底容認できない」とする抗議文を再度提出した。 報道各社の批判と連帯も広がる。『琉球新報』『沖縄タイムス』『東京新聞』『朝日新聞』や共同通信、TBSなどが相次いで報道。新聞労連は定期大会で「報道の萎縮を狙った圧力であり、市民の知る権利を著しく損ねる行為」とする特別決議を採択。「新聞労連に集う約1万6千人の仲間たちは、石橋記者と神奈川新聞社に連帯し、知る権利、報道の自由への圧力や攻撃に対して毅然と闘っていく決意だ」との宣言で結んだ。筆者ももちろん闘い抜く覚悟だ。 (『週刊金曜日』2025年8月1日号) 引用元:…