220: 名無しさん@おーぷん 20/02/12(水)23:45:03 ID:??? 日曜日、爺が二日酔いでゾンビになっていて、構ってくれなくてね。冷蔵庫を覗いてふとひらめいたの。婆の出身県で法事の時によく振る舞われる料理を作ろうって。 婆が子供の頃、法事になれば近所のオバ様がワラワラと集まり、割烹着姿で製作にとりかかるのよ。 婆ね、キッチンに立ってからその料理を作ったことがないことに気がついたの! 母に電話で聞いたら「チャッとゆでて」「パパっと振って」「ガサっと混ぜて」とおかんあるあるの模範解答が返ってきたわ。郷土料理だから、各お家の味が旨く重り合って出来上がるのね。 作ったものは「それなりの味」には仕上がったの。爺ゾンビも「こんな僕にも食べられます、ありがてぇ」と食べていたわ。 でも「何かが違う」のよ。それは思い出という味付けであり、割烹着のマジック。オババ達の指先から放たれているかもしれない謎の美味しい調味料。 外に急遽作られたカマドにくべられていく薪の燃える匂い。材料がちゃんとした料理になっていく匂い。オババ達の笑い声、酔い潰れるおっさん。いろんなことを思い出してノスタルジーにうち震えて、メソメソしたのは内緒よ。長くてごめんなさい。…