墓の右壁。中央右側に青い肌の悪魔が描かれている。Image credit:Forte, M. & Ortoleva, J.K. (2026), after Ortoleva (2023b) / Journal of Archaeological Method and Theory / CC BY 4.0 古代ローマが勢力を広げる前、イタリア半島ではエトルリア文明が栄えていた。 エトルリア人は死者を埋葬する墓の壁一面に、宴会や踊り、冥界の悪魔などの絵を描き残したが、それだけじゃなかった。 墓には、音や視覚効果を計算し、人間の精神を操るように設計されていたのだ。 アメリカとイギリスの共同研究チームは、紀元前5世紀に作られた2つの墓を最新のAIと音響測定で分析した。 その結果、空間の形や壁画、音の響きを組み合わせ、中に入った人の感覚や心理状態を意図的に操作していた可能性が明らかになった。 この研究成果は 『Journal of Archaeological Method and Theory』誌(2026年8月20日付)に掲載された。 ... ▼あわせて読みたい ・建物を焼き払って姿を消した人々が残した神々に捧げた2500年前の青銅製の奉納品を発見 ・不発弾処理中に2500年前の神殿遺跡を発見(イタリア) ・かつて温泉だった泥風呂の中で時を止めた20体以上の彫像が2300年の眠りから目覚める ・ストーンヘンジの近くで見つかった4000年前の「シャーマン」の墓に隠された黄金の秘密 ・イタリア・トスカーナの温泉で発見された2300年前の24体のブロンズ像 この記事のカテゴリ:知る / 歴史・文化…