
23年ぶりに自民党に復党し、2期目を目指して参院選比例代表に立候補した鈴木宗男氏(77)は21日早朝、札幌市内の事務所で記者会見し、現状では議席獲得は厳しいとの見通しを示した上で、政界引退の意向を示した。 しかしその後、比例代表で12議席を獲得した自民党の最終当選者が、宗男氏となることが確実になったと、共同通信などが報じた。 「鈴木宗男」は21日朝、インターネット上のトレンドワードになった。政界引退表明を受けてユーザーの関心が高まったものだが、一転の当確報道に、SNSも大混乱。「!?」「敗北宣言までしたのに脅威のうっちゃり」「おー!」「鈴木宗男まじか!!」「えええええ」「引退宣言どうするんだろ」「宗男さん、引退表明したのに当確出てて笑う」など、さまざまなコメントが寄せられた。 宗男氏は21日早朝の会見に白いポロシャツ姿で臨み「もう選挙には出ません。私の発言は1つのけじめ、終止符の発言」「鈴木宗男の責任です」などと述べた。「ご支援いただいた方々には、心からおわびを申し上げたい」とも口にした。 前回19年参院選に日本維新の会から立候補し、参院で初当選したが、その後党を離れ無所属で活動してきた。改選を迎えた今回の参院選を前に、2002年に北方四島支援をめぐる疑惑などで離党した自民党に復党を果たし、盟友関係にある歌手松山千春や、自民党衆院議員の長女、鈴木貴子氏らのサポートを得ながら選挙戦を戦った。 今回の参院選に臨むに当たっては、「鈴木宗男の集大成」「最後の戦い」と位置づけ、全国を回って支持を訴えていた。 1983年の衆院選で初当選。小渕恵三内閣の官房副長官として政権の中枢で活動するなどした。会見では「最後の戦いと銘打って、たすきをかけさせていただいた。元々、私は自民党で育てられた政治家。その自民党に戻って、本籍に返っての選挙ができただけでもありがたく、十分幸せだった。多くの方に支えられての政治家人生だった」などと振り返っていた。 ※詳しくは下記リンクより 関連記事 鈴木宗男、お気持ち表明。「『ロシアが勝つ』と言って何が悪い?それ以外にこの戦争を終わらせる方法がありますか?」 【朗報】鈴木宗男外交成功。プーチン「日本に対する経済制裁を解除してやってもいい」 【悲報】鈴木宗男氏、正恩氏と会談したプーチン氏を絶賛 【悲報】弁護士「鈴木宗男は恫喝しかできないのか」 【悲報】鈴木宗男氏、大型連休にロシア訪問か…