
転載元: 冬月記者 ★ 2025/07/18(金) 09:28:19.42 ID:nwfv7kQt9 阪神・藤川球児監督の来季続投が決定「よほどのことがない限り、3年間」 秦雅夫オーナーが明言 阪神・秦雅夫オーナー(68)=阪神電鉄会長=が17日、大阪・野田の電鉄本社で取材に応じ、藤川球児監督(44)の来季続投を明言した。 今季から3年契約を結んでおり「よほどのことがない限り」27年シーズンまで任せるという。就任1年目の今季は守り勝つ野球で首位を独走。87試合を消化した段階で異例の〝保証〟となった。 新人監督らしからぬ冷静さと、戦況を見極める目がある。球団創設90周年。至上命題と掲げた覇権奪還へ、首位街道をひた走る。タクトを振る藤川監督の姿に文句なし。 前半戦を総括した秦オーナーは来季続投を明言するにとどまらず、2027年シーズンも藤川阪神で臨むことを約束した。 「チームが優勝を目指して戦っている最中ですので、来年のことを申し上げるのはどうかとは思いますが、私としては3年契約ということで、よほどのことがない限り、3年間チームの指揮を任せたという当初の気持ちは全く変わっていません」 前半戦は19日からの巨人3連戦(東京ドーム)を残し、ここまで51勝34敗2分け。2位巨人に9ゲーム差をつけている。 それでも、一寸先は闇というのがタテジマの歴史。わずか87試合を消化したタイミングで、総帥が3年目まで約束するのは異例中の異例だ。そう思わせるだけの戦いを、前半戦で見せてくれた。 「要の投手陣の力をより大きく引き出すとともに、投手に限らず選手の個々の役割とか状態をよく考えた上で起用するなと。非常に丁寧かつ柔軟な姿勢だと感じています。それがチームの安定した戦いにつながっていると受け止めています」 藤川監督に2つの思いを託していた。まずは、「守りの野球で勝つ」という球団の方針をしっかりと共有すること。チーム防御率は驚異の1・99。課題だった失策面もリーグ2位の36失策と改善傾向にある。12球団一といえる盤石の投手陣を中心に幾度となく接戦をモノにしてきた。 もう一つが、自分の役割をきちんと理解した上でなすべきことを確実になすという姿勢を徹底すること。キャンプ中から藤川監督がテーマに掲げた「凡事徹底」はナインに浸透し、当たり前のことが当たり前にこなせる強いチームとなった。 もちろん、順風満帆でここまで来たわけではない。交流戦では泥沼の7連敗を喫した。そんなときは、虎将と膝を突き合わせて語り合った。 「交流戦が終わってちょっと間があったんで、そのときに一度。要は交流戦でいろいろあったけど、前半戦総じて言うと、よく戦ってくれるということから『後半戦もよろしく頼むわな』ということ」と総帥。藤川監督への信頼は揺るがない。だから、長期にわたってチームを託すことができる。 「(藤川監督の手腕は)非常に高く評価しています。後半戦はより難しい局面を迎えることがあると思いますけど、必ず勝負どころで冷静に判断してこれを乗り越えてくれると信じています」 2年ぶりの頂点、そして黄金時代へ-。球団も選手もファンも、藤川監督とともに歩んでいく。…