日本政府は、自動運転車の検査が可能な対象を「1級自動車整備士」に限定することを決めた。関連省令を改正し、2029年4月から枠組みが施行される予定だ。 国土交通省は、これからも自動車を安心・安全に使用できる社会に向けて、時代に合わせた整備事業規制のアップデートを行い、その内容を2025年7月に公開。その中で自動運転車については「自動運転車の検査を行う検査員を1級自動車整備士に限る」と決定したことを明らかにした。 自動運転ビジネスの専門家である下山哲平(自動運転ラボ主宰)は「今後の自動運転車の普及に伴い、1級自動車整備士の資格を持つ人に対するニーズは確実に高まる」と分析。その上で「給与水準の上昇につながる可能性が高い」と予測する。…