最大震度7の地震が28日に発生した熊本では、10年前にも震度7の地震がありました。再び大きな揺れに見舞われた熊本から、現地の声をお伝えします。 熊本県益城町にある古民家でも、揺れで屋根の瓦が落ちたりずれたりした。この家に住む城本真澄さん(77)によると、2016年の熊本地震で全壊したが、修復を終えた後は、民泊としても活用しているという。 地震発生時は立っていられないほど強い揺れだったといい、台所には茶わんなどが散乱。窓ガラスは、揺れのせいか自然と開いていた。水が少なかった敷地内の池は、なぜか泥水があふれているという。 余震も何度かおそったため、「今夜はすぐに避難ができるよう、玄関で寝ようか」と迷っているという。 JR八代駅前で花屋を営む多武(たぶ)美津子さん(78)は営業が終わり、店内でパソコンを閉じて一息ついたときに大きな横揺れを感じた。 「音もなくいきなり揺れ、パソコンが足元に落ちた」。花を生けるガラス瓶は全て床に落ちて散乱した。断水し、周辺の信号も消えたという。 店の前の道路は隆起し、近くの古い家は全壊しているようで、住人の高齢女性が救急車で搬送されたのを見たという。 駅を挟んだ裏側にある日本製紙八代工場の赤い煙突が「シュー」という音をたてて傾いていくのが見えた。「橋にひびが入った」という叫び声も聞こえているという。 今もなお10、15分おきに揺れが続いているといい、「10年前の地震よりはるかに揺れた。どうしたらいいか」と声を震わせた。 JR熊本駅近くの居酒屋「うたの木」を経営する男性(64)は、仕込みの途中で強い揺れに襲われた。立っているのがやっとで、グラスはすべて落ちて散乱した。店舗の上にある自宅では、鏡台が倒れ、仕込みをしていた梅酒の瓶が割れた。2016年の熊本地震の教訓で、酒瓶は固定していたため無事だったという。 「前の地震より暴力的でひどかった」と振り返った。停電や断水はしていないが、片付けに追われていると話した。…