
大庄洞裁判控訴放棄を批判した検事長を左遷、韓国法務省の人事に取り消し命令(朝鮮日報) ソウル行政裁は11日、いわゆる大庄洞開発不正事件で検察が控訴を断念したことに反発したことが原因で、検事長級のポストである法務研究院研究委員から大田高検検事(次長・部長検事級)に左遷された鄭惟美(チョン・ユミ)検事長に対する人事命令の取り消しを命じる判決を下した。 鄭検事長は尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権下の2023年9月に検事長に昇進し、大検察庁公判訟務部長に任命された。24年5月に昌原地検長に就任し、尹前大統領夫婦が関与した「明泰均(ミョン・テギュン)公認介入事件」の捜査を指揮した。しかし、25年7月に李在明(イ・ジェミョン)政権が発足後、検察幹部人事で鄭検事長は閑職である法務研修院研究委員に左遷された。 約4カ月後、鄭検事長は検察が大庄洞開発不正事件で起訴された金万培(キム・マンベ)氏ら民間業者に対する一審判決に対し、控訴を断念したことを受け、検察の内部ネットワークに当時の盧万錫(ノ・マンソク)検事総長代行らを批判する書き込みを行った。その後、法務部は同年12月11日に鄭検事を大田高検検事に異動させた。当時、法務部は「検察の政治的中立性・公平性に対する誤解を招き、不適切な表現で内部構成員を繰り返し非難し、組織の名誉と信頼を損なった大検察庁検事クラスの検事を高検検事に異動させた」と説明した。それに対し、鄭検事長は「法務部が人事権を乱用し、事実上の降格処分を下した」として提訴した。 (中略) 判決は「慣例に照らすと今回の人事は極めて例外的であり、事実上の不利益である自発的退職を促したものだ」と判断。「法務部が人事異動前に鄭検事長に弁明の機会を与えず、正式な懲戒手続きも踏まずに下級職に異動させたことは人事権の逸脱・乱用であり違法だ」と判断した。 (引用ここまで) イ・ジェミョン大統領が城南市長時代に行われたテジャンドンの不動産開発案件で、大規模な背任、収賄が行われたとされています。 城南市から民間企業に委託され、当該企業は大した額を出資しなかったにもかかわらず数千億ウォン規模の大規模な配当を受け取ったものです。 「火天大有」なる企業が当該企業で、その法律顧問に「イ・ジェミョンの虚偽事実公表(公職選挙法違反)について無罪判決を出した大法院(最高裁)判事」がいたことで知られています。 一審、二審ともに虚偽事実公表については有罪判決が出ており、「このままではイ・ジェミョンは京畿道知事を失職する」寸前だったのですが。 この大法院判決(高裁への差し戻し)で救われたのでした。 その判決を出した裁判長が、法律顧問として就任して数億ウォンの顧問料をもらっていた……と。 まあ、ずぶずぶです。 この汚職事件はかなり入り組んだ構造なのですが、こちらの記事で解きほぐしているので興味があればチェックしてみてください。 で、この疑獄に対する一審判決に対して、法務部(法務省に相当)から控訴への反対意見が出されたのですね。 検察側はぎりぎりまで控訴する方針だったのですが、なんと控訴起期限の7分前に大検察庁(最高検察庁に相当)から「控訴を認めない」と言い渡されて、控訴断念に追いこまれたのでした。 え、そんなことあり得るのかって? 韓国ならあるんですよ。 大庄洞事件 検察の控訴放棄に波紋 判断経緯めぐり論争に(KBS WORLD) さらにこの控訴断念を批判した検事が左遷されていたのでした。 テジャンドン事件を批判するってことは、イ・ジェミョンを批判するってことですからね。 え、言論の自由ですか? そんなもんないんですって。 で、今回はその左遷について「違法人事である」として人事命令の取消がソウル行政裁判所から判決として出たと。 「左遷された人も救われたからいいのでは?」ですか? いや、こんな報復人事が行われないほうがいいに決まっているでしょ。 「戒厳令が出ても、韓国人はそれを否定した。韓国の民主主義は強い」とかいってる輩がいますが。 そもそも戒厳令なんか出さずに、粛々と選挙で民意を示すほうがいいに決まってますよね。 まあ、その選挙すら韓国ではまともに運営できずに、投票用紙不足で投票できない有権者がいたりするわけですが。 両さんも言ってるでしょ。 「えらいやつってのは最初からワルになんかならねえの!」 「正直で正しい人間がえらいに決まってるだろ」 「やっと普通のレベルに戻っただけ」 まともな民主主義が国によって運営されて、まともな選挙体制が取られていて、すんなりと民意を反映できるほうがまともに決まってるんですよ。 ちなみにこの回の話のオチは「更正したワル」が逃亡してしまい、仕事を紹介した両さんが「もうあいつ人間やめるしかないな」って怒って終わるってものでした。 こちら葛飾区亀有公園前派出所 42 (ジャンプコミックスDIGITAL)秋本治集英社2012-10-16 note.comで楽韓noteを開設しています。中味は楽韓Webを濃厚に仕立てた長編記事。最新の記事は「 サムスン電子のボーナスは6000万円! メモリ景気に沸く韓国!! 本当に韓国経済の景気はよいのか? 」となっています。 また、楽韓noteメンバーシップを開いています。月に6〜800円くらいになる有料記事が全部読めて月額500円。だいぶお得になってます。 マガジンから移行していただけるようお願いします。 Twitterで更新情報をお伝えしています。フォローはこちらから→Follow @rakukan_vortex…