
1: ななしさん@発達中 2026/06/07(日) 10:49:42.18 ID:SGy7TkhD9 「仮面夫婦」10組に1組 子どもに大きく影響、不安や抑うつ症状も 家庭ではほとんど会話がないのに、人前では仲のいい夫婦を装う――。そうした関係は「仮面夫婦」にあたる可能性があります。なぜ愛情がないと感じながらも別れないのか。ポジティブ心理学を専門とする東京成徳大学の石村郁夫准教授に聞きました。 ――そもそも仮面夫婦とは? 対外的には仲のいい夫婦を演じている一方、家庭内では雰囲気が冷め、会話はほとんどない、または必要最低限にとどまる状態です。お互いに関心を示さず、「外では円満、家では無関心」という関係といえます。離婚による不利益がなければ本当は別れたいが、関係を続けている夫婦とも言い換えられます。 ――「演じている」という点が特徴ですね。 夫婦という社会的な枠組みは維持しつつ、家の中での会話は業務連絡程度。「離婚が不利にならないならば、別れたいと思っている夫婦」とも言えます。 ――なぜそこまで冷え切っていても別れないのでしょう。 夫婦双方にとって、離婚しない現実的なメリットがあるからです。男性にとっては家事や育児の分担、女性にとっては経済的な不安や世間体などが大きい。日本では離婚のコストが高く、「つらくても現状維持」を選びやすい傾向があります。 ――どんなことから仮面夫婦になりやすいですか。 大きな出来事よりも、小さなすれ違いの積み重ねが引き金になります。家庭内で会話を避ける傾向がある夫に対し、妻が関係改善を試みても反応がなく、やがて諦める。口論するよりも、冷えた状態のまま維持した方がましだと考えるケースが多いです。 ――関係を続けるデメリットは。 その実態が見えにくいこと自体が問題です。怒鳴り合いや暴力と違い、「会話のなさ」や「冷たい空気」は外から分かりにくい。しかし影響は子どもにも及びます。 大学生を対象にした調査では、親のうち約11%が「仮面夫婦」に該当する可能性がありました。気づいたきっかけは「会話がない」が最も多く、「嫌悪感を示している」「愚痴を聞かされた」なども挙がっています。 ――子どもにはどんな影響がありますか。 特に幼い子どもは「親の不仲は自分のせいかも」と受け止めがちです。親の顔色をうかがうようになり、「自分らしさ」を失いやすい。将来的に不安や抑うつにつながる可能性もあります。 ――仮面夫婦にならないためには。 日本の夫婦は、子ども抜きで過ごす時間が極めて少ないと指摘されています。意識的に二人の時間を持つことが関係の緩和につながります。難しければ、家族で同じ時間を共有することから始めても構いません。 (編集委員・岡崎明子、益田暢子) [朝日新聞] 6/7(日) 10:00…